こんにちは、マサです。
今回の記事のテーマは、南アフリカに駐在をしている僕がなぜブログを立ち上げたか、そのきっかけになった一冊の本について紹介します。
「南アフリカの仕事に集中しろよ!」というご意見も最もですが笑、ブログは業務外の時間をフルで使ってやっているので、安心してください。
【意外】南アフリカ駐在員の僕がブログを始めたきっかけをさらします
過去5年間、抱いていた問題意識
現在の会社に入社して以来、ずっと不安に思ってきたことがあります。
それは以下のようなものです。
「現在僕がやっていることは、いまの会社の中でしか通用しないスキルが大半。給与は高いけど、このままでいいのか?40代・50代で、例えば今の会社から放出されたときに、他の会社で欲しいと言ってもらえる人材か?」
「一方で、サラリーマンをやりながら講演等の依頼を受けて社外でも活躍している人がいる。自分との差は何だろうか?」
こんな想いを、特に過去5年間はずっと考えてきました。
きっかけは一冊の本「マーケターのように生きろ」との出会い
僕は某グローバル自動車メーカーのマーケティング部で約6年働いているのですが、世の中で認識されているマーケティング=広告・宣伝・PR等の実務経験はほとんどありません。
転職サイトの登録で僕の業務(社内ではマーケティングと規定)を記載する項目は「世間一般のマーケティング」には存在せず、どちらかという企画業務かプロジェクトマネジメントにあたります。
「マーケティング(社内)なのにマーケティング(社外)じゃない」という不安があったことからマーケティング関連の本を読み漁っている中で一冊の本に出会いました。
それが「マーケターにように生きろ」というマーケティングの本質を説いている本で、この本を読んでから人生が一変しました。
マーケティングは広告・宣伝だけじゃない!
世の中では「マーケティング=広告・宣伝・PR」と認識されがちですが、実際のマーケティングは以下の通り4つのプロセスに分解されます。
・市場を定義する
・価値を定義する
・価値をつくりだす
・価値を伝える
「市場を定義する」とは、誰に対して価値を提供するか決める事で、自分の提供する価値が一体誰の役に立つものかを定義します。
全ての出発点はここです。
「価値を定義する」とは、相手が困っていることは何か、解決したい問題はなにか、を探っていくプロセスの事です。
「価値をつくりだす」とは、相手の困り事や問題に対してソリューションを実際にサービスやコンテンツなどの形にして提供する事です。
さいごに「価値を伝える」ですが、自分の実現した価値=サービスやコンテンツをしっかり伝える事で、どんな優れた価値も世の中で知られなければ存在しないも同然ですからね。
このマーケティングの手法は、仕事のみに留まらず、プライベートでも応用可能な考え方です。
「価値を伝える」を実行してみる
先ず、グローバル企業で出世する人の特徴としてPIEという考え方があり、以下の単語の頭文字を取ったものとなります。
Performance:実力
Image:印象
Exposure:どれだけ目立っているか
更に注目すべきは重要度の割合です。
Performance:1
Image:3
Exposure:6
選ぶ側の立場に立つと分かりやすいですね。
昇格・昇進の候補を選ぶとき、印象が良くて目立っている人がいるとどうしてもひいき目で見てしまいます。
もちろん実力がないと好印象を与えることも目立つこともできませんので、仕事で結果を出していることが前提になりますが。
この理論、つまりどれだけ自分が目立っているかを社内・社外で考えてみました。
・海外行きたい発信をどこでもする
・資格を取得する事で継続、努力出来するだけでなく結果を出せる事を証明
・仕事でも積極的に手をあげ経験する
結果、僕より実力が高い人が多い中でも目立つことができ、海外赴任のチャンスや、様々なリーダーシップ研修を受ける機会を享受する事が出来ています。
・軟式野球の都大会1部の試合結果アップデートくらい
特に大学時代は新しい事に徳挑戦しており、結果、大学で講演の機会を頂いたりしていましたが、いまは社内のスキルアップに満足しがちという事に気づきました。
なので、この本に感化され、社内でやっている「価値を伝える」を社外でも実践してみよう!と考えるようになりました。
マーケティングの考え方を「キャリア・人生」に即活かしてみた
価値を伝える媒体として興味を持ったのが、ブログがYouTubeで、理由は価値を伝える手段としては比較的簡単で将来に収益化もできそうという理由からです。
YouTubeは恥ずかしさもあったため、ブログを始める事を決意しました。
たまたまの発見ですが、ブログは「マーケティング」のエッセンスが全て詰まっています。
なぜなら、ブログはなんとなく記事を書くわけではなく、以下のマーケティングプロセスを毎回踏んでおり、まさにマーケティングの実践そのものだからです。
市場を定義する:よく検索されているワードを抽出(例:MBA 勉強時間)
価値を定義する:検索する人が抱えている悩みを推測(例:今の生活ペースで働きながらとれるのか?)
価値を作り出す:悩みに対して記事を書く(例:実際のMBAの生活ペースや週の勉強時間を公開)
価値をつたえる:発信する(例:SNSで記事アップの投稿)
ブログを始めてまだ一か月ですが、偶然にも僕の抱えていた不安、つまりマーケティングの実務の経験が足りていないという悩みまで解決してくれます。
【結論】30代サラリーマンこそブログを始めるべき(メリットは4つあります)
「自分の価値は何か」を徹底的に考えた
一番迷った所ですが、ここを定義しないことには価値を伝える事はできません。
僕の場合、自分自身にどれだけ価値があるかは分かりませんが、比較的、普通に生きていたら遭遇しない経験が結構あります。
(英検1級取得、EMBA修得、海外駐在5か国6年以上、軟式野球の東京都1部でベスト8を2回、など)
その経験=価値に興味を持つ人はそれなりにいるはずで、その必要としている誰かに伝えてみたいと思うようになりました。
<自分の提供できる価値>
1.海外MBAをオンラインで修得した経験
2.5か国6年以上の海外駐在(しかもタフな国)、生活の経験・知恵
3.11個の資格取得
4.全力の趣味(特に野球)
5.ネットワーク
自身の価値を「海外、特に新興国でのキャリアを築き生きている知恵、方法」と定義し、誰かの役に立つ情報を発信する事にしました。
加え、自分の築いてきた交友関係、つまりネットワークも1つの武器であるため、今後、紹介していきたいと考えています。
「価値を伝える」を対外的に実行した結果
ブログやSNSマーケティングを始めてまだ1か月ですが、結果、ブログを見てメディアから南アフリカの取材依頼を頂きました。
最終的には3局5番組から取材依頼があり、30秒~60秒程度ですが現地の映像としてニュースで取り扱って頂くことができました。
放映された映像
もちろんオミクロン株という時事的な背景もありますが、発信し続ける事で再度このような機会に恵まれる可能性があるのではないかと思っています。
他にも、まだまだ駆け出しブロガーでデジタルマーケティングもこれからですが、一緒に仕事をしないかという有難いオファーを頂くこともあります。
まだブログを始めて1か月なのでもちろん収益はほぼ出ていないですが、収益を度外視にしてもブログを始めて良かったなと痛感しています。
「マーケターのように生きろ」に興味があれば
この本に出会ってなければ、会社の仕事とオンラインMBAのみの生活に満足してしまっていたと思います。
もし興味があれば、是非手に取って読んでみてください。
読む価値のある一冊です。
記事は以上です。