日系建物管理会社駐在員で現地清掃子会社の副社長
S.Yさん
GBCで学んだこと3つ
①グループワーク
年代も経歴も違う方々とチームを組んでグループワークを行うのは素晴らしい経験になりました。
期限がある中でひとつの物を皆で作り上げるのは、学生時代の部活の感覚にも似ていて苦しいながらもやり遂げた後の達成感は非常に気持ちよかったです。
行ったのは「グローバル競合2社の財務分析と想定の転職希望者へどちらの会社が良いかという提言」、「当該国の文化的理解を用いた海外進出戦略策定」、「Tesla社のマーケティング研究と今後のマーケティング戦略の立案」でした。
これらのワークを通じて仮説の立て方やペルソナマーケティングなど普段の業務では使わないような思考をして、自分の幅が拡がったと感じています。
私はベトナムで他の二人は日本で受講していましたので若干時差もあり、全てをオンラインで行うので最初は出来るのか不安でした。
しかし、課題の全てを自分で背負い込む必要はなく、得意不得意分野で分担出来たので、ボリュームは多かったですが、全てを期日内に完了出来ました。
チームを組んだ二人とはGBC終了後もちょこちょこ連絡を取り合っています。苦しい経験を一緒に乗り越えたので連帯感のある仲間になれた気がします。彼等からは今も非常に良い刺激をもらっています。
②英語でのプレゼンテーション及びインタビュー
グループワークで作り上げた資料を英語でプレゼンテーションするのは、慣れていない私には非常に難しく緊張しましたが、良い勉強になりました。
毎回ゲストとして各講師陣や英語圏の欧米人が参加するので、かなりプレッシャーもありました。ただこれもチームで分担して発表するので、他のメンバーとカバーしあって行うことが出来ました。
質疑応答ではこれまで調べた情報やデータを基に自分の意見を推測として英語で回答する力が必要とされました。私は質疑応答があまり対応できなかったので、今後の改善点としたいです。
多文化共生では英語でのインタビュー課題もありました。
インタビュー対象者（外国人含む）へグローバルで働く際に異文化を感じた点や、何故そう感じたのかなど背景を深掘りしていく質問内容でしたが、想像以上に難しくこちらが望むような回答が中々出てこないことも多かったです。
後から授業で各国の文化的志向の違いを学び、国によっては聞かれた内容ではない回答をする傾向がある人々が多くいる国もあるということで腑に落ちました。
また、インタビューの回答で「何故こんなことが起きたのだろうか」と？がつく事例も、各国の文化的志向に当てはめて考えると「なるほど」と思う点が多く、各国の人々が持つ文化や経験、背景によって考え方や振る舞いが違ってくることを学びました。
できれば駐在前にこの授業を受けたかったなと思いました。
③自己理解とパーソナルマーケティング
自己理解ではこれまでの自身の半生を振り返り、それぞれのライフイベントで点数を付けたり、感情やモチベーションの高低をスコア化しました。
この課題をチーム内で発表することで、自分でも気づいていない「こういう自分」が発見出来て面白かったです。
また、この課題を通じて私は「やりたいことがやれている、自分が役にたっている感覚、周りが難しいと認識していることに挑戦して結果を出す」ことにモチベーションが高いことがわかりました。
マーケティングの授業ではパーソナルマーケティングを行い、自分の価値観やこれまでの成功を棚卸しして、自分の強みやどういった人々に価値を提供できるニーズがあるのかを考えました。
私の場合は「学歴無いが強靭なメンタル武器に安定した企業で務めながら、海外勤務もしつつ国際交流を楽しみ資産も形成したい」人々に私のニーズがあるのではないかという結論に達しました。
また、今後の自分（商品）の磨き方やそれを活かす場や機会の発見も模索して新たな可能性やチャレンジも見つけられました。
GBC はどんな人におススメでしょうか？
・自分の業務範囲を広げたい人
・現在の業務に慣れや停滞感を感じている人
・現状や将来に危機感がありスキルアップしたい人
・実践的に英語を活用したい人
・自分の強みを発見したい人
・キャリアに迷っている人 など
GBC 経験を経て、次のステップを教えて下さい
GBCでは、財務分析、英語、マーケティングの重要性を学びました。
また自己理解で自身の強みや価値観の発見、多文化共生では異文化を理解しながら働くことの大切さも理解しました。今後はこれらを活かせるグローバルな環境でより経営に近いポジションで挑戦していきたいと考えています。
また、勉強は続けていきたいと考え簿記や中小企業診断士の資格取得、将来的にはMBAも視野に入れています。
参考：GBC中のスケジュール
平日は、３時間/日を週４日ほどで、週末は講座の参加で３時間強の学習時間でした。
