【保存版】海外MBAとEMBAの違い6つを徹底解説(実体験から)

MBA
スポンサーリンク

こんにちは!南アフリカの自動車マーケッターのマサ (@mappyinME) です。

MBAを修得したいと思っているけど、平均年齢を見ると30歳前後の人が多いな。。35歳以上だと合格が難しいと学校の人に言われてしまった。でもMBA取りたいので、他の選択肢はないかな?

はい、あります。

EMBAを検討しましょう。

EMBAとは”Executive MBA”の略で、簡単に言うとマネジメント層(管理職)向けのMBAで平均の年齢層が30代半ば~後半です。

僕は33歳の時にieビジネススクールMBAを合格し入学しようと考えていたのですが、年齢がMBAのクラスだと比較て高く、職場でも管理職に近い立場にいました。

近い将来、管理職に就きたいと考えていたため、自分よりマネジメント知識・経験が豊富な人から学びたいと思い、入学前にEMBAに変更しました。

・EMBAとMBAって何が違うの?
・カリキュラムは基本的に同じ?
・EMBAに来る人はどのくらいの年齢と役職の方がいるのかな?
・まだ管理職ではないけど、EMBAのコースに入れる?

この記事では、このような疑問を解消していきます。

【保存版】海外MBAとEMBAの違い6つを徹底解説(実体験から)

スポンサーリンク

【まとめ】EMBAとMBAの違い6つ

先ずはEMBAとMBAの違いを下表にまとめたのでご覧ください。

なおEMBAとMBAを卒業しても“経営学修士”という学位に違いはなく、大きな違いは募集している生徒の性質(年齢と役職)、学費(高い)、そしてカリキュラムです。

MBAとEMBAの違い6つ
・年齢層が高い
・入学に必要な勤務経験が長く役職が高い
・学費が高い
・カリキュラムが若干異なる
・クラスが少人数であることが多い
・EMBAは働きながらが基本

「そもそも、12~24か月も仕事を休んでMBAやMBA修得は無理だよ」という人には?

そんな方には、オンラインMBA、EMBAをおススメします。

場所を選ばずオンラインでMBAプログラムが完結し、キャリアも中断せず、かつ授業料も安価に抑えられます。

私はオンラインEMBAを取得中に南アフリカに引越しをするなど、かなりフレキシブルに動きまわりました。

\関連記事はこちら

【2024年最新】海外MBAはオンラインが有利な理由7つとデメリット
海外のオンラインMBAのメリット7つを解説していきます。1) 費用が安い、2) キャリアの中断がない、3) 直接会う機会がある、4) スケジュールが調整し易い、5) 学びと実践の両立、6)国内外へ転勤が可能、7)オンライン仕事力が身に付く。筆者は欧州の世界ランカーEMBAを21年に修得しています。

違い1:EMBAの学生は年齢層が高い

一番気になる年齢ですが30歳前後~50歳までが主流です。

学校によっては、60代で学びに来られている素敵な方もいらっしゃるようです。

なのでEMBAはいつ参加しても遅すぎるという事はないので安心してください

QSやFinancial timesの世界ランカーのスクールで一部が平均年齢を公開していたのでご参考までに。

EMBA平均年齢

・Chicago Booth:37歳
・Warwick:35歳
・ieビジネススクール:36歳

ただ幅は広く、若い人は30歳、年上の方だと50歳で、感覚的には30代後半が多かったです。

違い2:EMBAの方が必要な実務経験が長く役職が高い

次に実務経験ですが、MBAは3年ほどEMBAは少なくとも10年の職務経験を求めるところが多いです。

私のクラスでは、勤務経験の平均が12.8年でした。

そして“Executive”は“管理職”と訳してください。

Executiveと聞くと、「役員クラスの人しかいないのかな?」なんて考えて萎縮していまいますよね。(僕は名前で敬遠していました)

ただほとんどが課長代理~課長職レベルですので、ご安心を。

まとめ

・実務経験は10年~必要
・Executiveとはいえ、課長代理レベルでもOK

違い3:EMBAの方が学費が高い


学校によってピンキリですが、米国のトップ校やINSEADやLBSになると、1,000万円~2,000万円ほど要するところが多いようです。

一方で、NUS(シンガポール)などのアジアやスペインのビジネススクールは、500~800万円ほどの学校があるので、予算に応じて考えてみてください。

なお私の通っていたIE Business schoolは、MBAが約600万円、EMBAが約700万円と、100万円の差しかありませんでした。

まとめ

・授業料はEMBAの方がMBAより高い
・費用は地域差が多大きい

違い4:カリキュラムが若干違う


基本的に、EMBAとMBAで授業内容はほぼ同じですが、管理職に向けたマネジメントやリーダーシップの授業があります

私の学校では、2つありました。

・”Leading people in organization” -リーダーシップ
・”Managing people in organization” -マネジメント

個人的にはこれらの授業が一番面白かったです。

違い5:EMBAの方が少人数クラス

EMBAでは1クラス当たりの人数が約20名程度と少なく設定しているケースが多いようです。

理由は、少人数で、教授1人が生徒一人ひとりに割ける時間を増やしているためです。

授業料、高く払っているもんね・・・。

MBAでは、多い所だと30~40名ほど参加するため、効率的な議論が出来なかったりします。

違い6:EMBAは働きながら取得が基本

EMBAでは、基本的に働きながら取得します。

準管理職から経営者まで多様な方が参加しますが、キャリアを中断して学ぶというよりも、今のキャリアを更に引き上げるためのプログラムという位置づけになります。

EMBAのパターン3つ
・1~2カ月に1度、1週間缶詰で学ぶコース
・毎週末ずっと授業を受けるパートタイム
・オンライン

一方でMBAは、上の3つに加えてFull timeで現地に通うプログラムも用意されており、転職や企業などの可能性も含めてプログラムが組まれています。

スポンサーリンク

【体験談】EMBAにしてよかったこと3つ

①EMBAでは議論の内容がマネジメント目線

年功序列が根強く残っている日本で働いてきた方は、オペレーションに従事してきた経験が長いケースが多いと思います。

筆者も、“マネジメント目線が足りない”と何度言われたことやら。

EMBAでは、実際に会社で社長をやっていたり経営のかじ取りをする立場にいる人も多いので、議論の内容がとても戦略的、つまり“会社としてどうするか”という視点から行われます。

最初は「フワっとしたことばかり言って」と抵抗がありましたが、本来EMBAは戦略的な事を議論する場なので、それが正しいのです。(もちろんオペレーションも大事です)

なので、自分にはない目線を知ることが出来るので、学びや気づきが多かったです。

まとめ

・会社全体を考慮した戦略的な思考が身に付く

②EMBA同級生の学習環境や悩みが似ている


結婚して子供いる方で時間のマネジメントに苦労している方や、管理職で部下との付き合い方・今後の身の振り方で悩んでいる方が多く、それは自分自身も同様です。

悩みを共有できるのでお互いサポートし合ったり、情報を交換する事が出来て一体感が生まれます

例えば、MBAで比較的若い25~33歳の独身のビジネスパーソンは学ぶ意欲が極めて強く力業で事を進めがちなので(違う人もいますね、すいません)、少し落ち着きながら出来たのはEMBAの良かったところですね。

まとめ

・年齢も近く悩みも似ているため、お互い分かり合える
・同様に、転職や社内での昇格交渉の方法などの情報交換も

③EMBA同級生のバックグラウンドが多様

年齢が、30歳~50歳程度に散っているためか、集まる学生が極めて多様です。

故に、多様な意見や考え方に触れ、視野が拡がること間違いなしです。

多様なバックグランド
・業界:製造業やITテックまで
・年齢:30~50歳
・役職:課長代理からCEO
・企業の規模:5人のスタートアップから10万人の大企業
・今後のキャリア:休職して旅人、起業、転職、サイドビジネス立ち上げ、など

僕自身、ブログや個人でのスモールビジネスを立ち上げたのも、EMBAのクラスメートの影響がかなり大きいですね。

スポンサーリンク

世界のEMBAランキング


EMBAの世界ランキングは以下の通りとなっています。


>>QSグローバルEMBAランキング 2021

アメリカ9校、イギリス4校、スペイン3校、フランス2校、シンガポール・香港が1校です。

掲載されている平均年収ですが、EMBA修得者はもともと役職が高く収入も多いケースが多く卒業後も維持しているだけという事が多くあまりあてにならないので参考程度にしてください。

 

EMBAはどこの学校を選べばいいの?という方へ

選ぶのであれば世界のトップランカー校を目指してください。

関連記事で紹介していますが、世界トップ校で得られるリターン、つまり高収入や転職先から提供される優遇制度などが極めてに大きいためです。

加え、MBAのメリット、デメリットなどについて包括的に解説した記事も置いておきますので、興味があればどうぞ。

\関連記事はこちら

【衝撃事実】MBAは海外トップ校を目指すべき4つの理由(就職先 待遇の差が歴然)
MBAは海外トップ校を目指すべき理由を4つ紹介します。1) 圧倒的な知名度、2)1,400万円超えの年収、3) 一生の自信になる、4) ランク外でMBAを取るデメリット、この4つです。そしてMBA卒業生の主な進路やMBAランキングの世界ランカーで日本人が入りやすい学校も3つおススメします。
【徹底解説】働きながら国内 海外MBAを取得!学習時間、メリット・デメリット、やるべきこと6つ(実体験)
【徹底解説】働きながら国内 海外MBAを取得!国内や海外MBAの学校リスト、学習時間、メリット・デメリット、やるべきこと6つやキャリアを網羅的に解説。働きながらMBA取得を目指す事で、20代後半~30代の大事なキャリアを逃さずに済みます。業務の繁忙期と被ると大変なので、事前に上司にはMBA取得について共有しましょう。

MBAを体験した。【募集】第3期グローバル人材育成プログラムGlobal BootCamp 2024年2月

「海外キャリアのみちしるべ」の運営者まさが、超実践型の「グローバル人材育成プログラム」を、2名の共同創業者と共に立ち上げました。

年に2~3回ほどのプログラムで、このような方にはおススメです。

・海外で仕事をしたいけど、実力に不安がある
将来MBA取得を考えているけど大きな投資。実際にどんなものか体験したい。
自分の強みを知りたい
・異文化理解を知り、多文化適応を実践したい
・海外を目指す仲間を作りたい
キャリアの選択肢を考えたい
自分で考えて行動するマインドセットを身に付けたい
仕事で使える英語力を身に付けたい

プログラムの概要や詳細はは以下をご参考に。

GBCプログラム 第3期生の募集
✅時期:2024/2/3(土)~3/16(土)
✅期間:7週間 (1回の自主参加講座の週を含む)
✅講座時間:毎週土曜日 16:00~19:30* *初回・最終回のみオリエンテーション+1時間
✅含まれる内容:
・講師との1on1(希望者のみ、60分x2回)
自由参加の講座、ワークショップ

・グローバル人材に必須4科目自己理解・多文化適応・財務会計・マーケティング
卒業後のAlumni活動
✅言語:日本語、英語* (プレゼン・一部課題) *目安:TOEIC 600点程度
✅学習時間(想定):70-80時間程度 (週12時間程度)
✅募集人数:4名~12名**
✅参加資格:就労経験、積極的に学ぶ意欲
✅費用:65,000円/人(税込)
✅問い合わせ、申込はこちら(Google formが開きます)
**募集人数に達し次第、締め切り

2024年2月 GBC第3期の申し込みはこちら

\2024年Global BootCampの詳細はこちら

【第3期 2024年】グローバル人材を目指す!Global BootCampプログラム 世界に近づく7週間
7週間でグローバルに通用する知識・実践力・マインドセットを実践的に身に付けよう。 2024年6月予定 GBC第3期の問合せ・申込はこちら 【GBCや講師の紹介動画はこちら】 動画作成:Markerさん(依頼可能) GBCプログラム 第3期生の募集 ✅時...

記事は以上です。

【まとめ】EMBAとMBAの6つの違いのまとめ

上の5つに加えて、もう1つは「EMBAは働きながら取得することを前提」としている点です。

年齢でMBAの修得を諦めるのは大変もったいないので、多少値段が高くてもEMBAを検討しましょう!

一生に1回限りのため、後悔しない選択をしてください。

 

さいごに

記事は以上です。

参考までに、NUCB(名古屋商科大ビジネススクール)が、MBA関連情報を詳しく提供しているので、これは一読の価値ありです。

記事は以上です。

この記事を書いた人

▶大手グローバル企業で入社3年目に海外駐在に選抜され5カ国7年超駐在し、新興国で挑戦し続ける▶一刻も早く海外に出るため、英検1級/TOIEC 925を含む資格を11個取得。世界トップランカーのieビジネススクールでEMBA取得▶6年で3回昇格しマネジメントへ。マーケティング部長として多国籍チームを率いる▶グローバルで活躍する日本人を増やすため、グローバル人材育成プログラムGlobal BootCampを開発・主催。

Masaをフォローする
MBAMBAの基礎情報
スポンサーリンク
シェアする
Masaをフォローする
海外キャリアのみちしるべ
タイトルとURLをコピーしました