こんにちは!南アフリカの自動車マーケッター x 海外MBAホルダーのマサ (@mappyinME) です。
「周りの人は何回も駐在行くのに、自分は選ばれないけどどうして?」
この記事を5分読むことで、「駐在員に選ばれる人の特徴5つ」と今日から実践できる「駐在員に選ばれる方法」が分かります。
僕は、海外5カ国に6年以上働き、現在は南アフリカに駐在しており、13年のキャリアの半分を海外で働いています。
海外駐在をすることで、知見が広がりマネジメント経験も積め人生が豊かになるだけでなく、世界で活躍するビジネスパーソンという自己満足も得ることができます。
自分がそうなると考えてみると、ワクワクしてきませんか?
それでは見ていきましょう!
【徹底解説】海外駐在に選ばれる人の特徴5つと方法2つ(現役駐在員が丁寧に解説)
海外駐在に選ばれる人の特徴5つ
まずは、特徴5つを列挙します。
それでは1つずつ見ていきましょう。
特徴①:仕事がきちんとこなせている
これは大前提ですね。
先ずは、現在の業務で成果を出せる人という認識が会社(上司や関係部署、人事)で共有されるように頑張りましょう。
ちなみに成果を出しにくい部署、暇な部署で出せる成果がないという方もいらっしゃると思います。
(入社2年目の僕が自分がそんな状態でした)
そういうときは、切り替えて他の成果をアピール、例えば僕は、海外業務に必要であろう資格を毎月取得していました。
特徴②:社内での発信力がある
社内で発信をすることとは、なにか奇抜なことをするわけではありません。
これは単純で、一貫して「海外に今すぐ行って働きたい」と至る所で発信することです。
・人事面談
・上司とのキャリア面談
・同期や別部署の飲み会
など
このような発信を続けることで、たまたま海外駐在員の欠員などが生じたときに、人事や現地の権力を持った人から「そういえば海外で仕事をしたいと言っていたヤツがいたな」となり、候補に挙がっていくためです。
その際、大前提として「仕事で成果を出すこと」が出来ていれば、本格的に駐在員候補として声がかかる可能性が高まります。
特徴③:社内のネットワークが広い
海外駐在への推薦や決定は、誰が・いつ・どこでなされているか分かりません。
そのため、海外駐在員や現地の上のポジションの方が日本に出張で来られるときは、飲み会に誘ってもらう、ツテがなければ上司に相談してアポを取って頂く、また最後の手段では直接メールをするのもありです。
その積極性・行動力が、相手にあなたを印象付けるとともに、あなたの本気度を伝えることができるため好印象を与えます。
特徴④:積極的でチャレンジ精神がある
理由は、海外では積極的に意見を発信し、新しい仕事へチャレンジする人材が好まれるためです。
積極的な発言や、新しい仕事に手をあげて引き受けることで目立ちます。
目立つと覚えてもらえますので、前で挙げた「海外行きたい発信」を並行して行うことで、会社に対して海外に駐在したい本気度が伝わります。
もちろん他人を蹴落とす、仕事を奪うのはNGですが、人の嫌がる仕事でも積極的に手をあげて取り組んでいきましょう!
特徴⑤:思考がロジカルで議論ができる
特に数字を基に提案を作れる人材は思いのほか多くないため、出来ることはとてもアピールポイントになります。
加えて、その数字を基に提案を作り自分自身の仮説を主張し、議論して更に良いものを作れることも1つ大事なポイントです。
【※重要】海外駐在を目指す人へ注意点
人事や上司からの「いつ海外に行きたい?」という問いに対しては、「いますぐ行きたい」の一択で回答してください。
「2~3年後に駐在へ行きたい」というと、2~3年後ですら駐在員に選ばれる可能性が下がります。
背景はこうです。
人事の立場から、たとえば現在または1年後に海外駐在員の空きのポジションがあって埋めたいとします。
すると人事としては、「今すぐ行きたい人」に対して優先的に声をかけます。
結果、海外の話が上がってから、決定・内示・引継ぎ・準備をしていたら、実際に渡航するまで6ヶ月~1年ほどかかります。
そのため、海外駐在に行きたい方は「今すぐ行きたい」ということで、駐在に行ける可能性がグッと高まります。
だってあなたの周りのほとんどの人は、「2~3年後に行きたい」となんとなく書いているケースが多いからです。
・海外駐在は「いますぐ行きたい」が基本
・少ない駐在枠を「2~3年後」などと回答していると後回しにされる
海外駐在員に選ばれる方法2つ
方法①:海外駐在だけではない!海外の業務研修という選択肢
海外で働くという目的を達成する場合、会社によっては以下の2つの方法があります。
海外駐在:ハードル高。専門性があり即戦力が求められる
海外の業務研修:ハードル中。専門性がなく経験がなくてもいける可能性がある
理由は、「駐在員の費用の負担」という事情があります。
基本的に、海外駐在員にかかる費用は現地法人が支払っていて、給与は高く福利厚生も手厚いためべらぼうに高いコストです。
そのため、投資に見合う利益がなければ駐在員選ばれる可能性は低いです。
一方で海外業務研修は、海外人材育成を兼ねて、赴任中の費用を本社が負担、または現地と折半であることが多いため、海外拠点で積極的に採用されるし、失敗も許される環境で働くことが出来ます。
たいていこのようなプログラムは20代・30代前半が対象であることが多いため、もし会社に制度があれば積極的にチャレンジを!
・海外駐在は、現地法人にとって高いコストであるため即戦力が基本
・一方、海外の業務研修はポテンシャルややる気があれば行ける可能性が高い
方法②:駐在しやすい、海外研修が整っている企業に転職
海外で仕事をしたいけれど、業務研修制度もないし海外駐在員の枠も物凄く少ない・・
そういう方は、思い切って転職を検討するのも手です。
僕は転職して1年半後に、6か月の海外業務研修でアメリカへ、5年目には南アフリカへ駐在へ行きました。
・総合家電メーカー
・自動車メーカー
・商社
・銀行
・国の機関(JICAやJETRO)
海外駐在の経験則からではありますが、これらの業界から駐在・業務研修に来られている方がとても多かったですね。
特に総合商社や大手グローバルメーカーのほとんどは海外業務研修の制度を用意しており、商社やJICA・JETROはかなり高確率で海外駐在に行くことが出来ると聞きます。
それでは、海外の業務研修制度や留学制度がある企業の具体例を見てみましょう。
海外研修がある企業例①:東芝
出典:Toshibaのホームページ(リンクはこちら)より
「海外派遣研修」と題して、以下の3つがありますね。
海外実務研修が、僕の意図する海外での研修ですね。
海外研修がある企業例②:日産自動車
出典:日産ホームページ(リンクはこちら)より
半年~2年、研修生として海外拠点に派遣されます。
海外研修がある企業例③:三井物産
出典:三井物産ホームページ(リンクはこちら)より
「海外派遣プログラム」と題して、1年間の若手海外派遣制度を設けています。
総合商社は海外駐在の可能性が高い上に、海外研修となると、かなり若くして海外に出ることができます。
駐在が出来る企業に転職するには?
これらの企業に強いエージェントがあります。
以下、僕が使用してアメリカの業務研修、南アフリカ駐在を勝ち取った厳選エージェントとそのメリットを紹介していますので、良ければどうぞ。
僕も現在でも、以下の記事で紹介しているエージェント全てに登録しています。
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今日からできること4つ(海外駐在に選ばれるために)
海外駐在に選ばれるためには、駐在に選ばれる人が行っていることを愚直にやりましょう。
今日からできることを振り返ってみましょう。
できること①:発信をする
できること②:社内ネットワークの構築
できること③:現地法人の役職者に覚えてもらう
できること④:他の会社も見ておく
要するに、「海外に今すぐ行きたい」と人事や上司に伝え、社内の海外系業務に就いている人とのネットワークを構築し、現地法人の役職者とは積極的にコミュニケーションを取りましょう。
一方で、転職をする気はなくても、いざ自社で海外駐在へ行けなかったときのため、どのような機会が社外にあるのかは常にアンテナを張っておきましょう。
参考:海外駐在のメリット5つとデメリット3つ(駐在中の給与も公開)
この記事では詳しく説明しませんが、海外駐在のメリットとデメリットの概要を共有しますね。
詳しくは本章の下にある記事「海外駐在のメリット5つとデメリット3つ(駐在中の給与も公開)」にまとめてあるので、良ければご覧ください。
・給与の大幅アップ
・マネジメント能力向上の機会
・転職に有利
・語学力の向上
・異文化理解
・日本人の業務過多(日系の場合)
・生活の不安定
まとめ
記事のまとめです。
今日からできることは数多くあるので、早速実践してみましょう!
さいごに
いかがでしたか?
個人的には、20代~30代前半なら積極的に業務研修を狙いに行って、実績を作ってから駐在に行くという方法が長期的にはいいかなと思っています。
そして、業務研修がなく駐在も可能性が低ければ、転職という選択肢を考えることをおススメします。
多くの企業で、海外の業務研修の年齢に制限があるので、海外駐在へ行けない企業でいたずらに時間を使うことは避けたいですね。
ぜひぜひ、世界を股にかけるビジネスパーソンを目指して、一緒に頑張っていきましょう!
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