こんにちは!南アフリカの自動車マーケッター x MBAホルダーのマサ (@mappyinME) です。
本記事では、英国ロンドン大学ゴールドスミス校の大学院 文化政策・外交コースの基礎情報、出願条件やカリキュラムについて日本語で詳しく解説しています。
(大学英語名:University of London, Goldsmiths college, MA Cultural Policy, Relations & Diplomacy)
なお、英国ロンドン大学ゴールドスミス校の大学院 文化政策・外交コースを卒業された西山葉子さんのインタビュー記事も掲載しておりますので、併せてご覧ください。
\インタビュー記事はこちら/
近日公開予定
今後目指される方は、参考にしていただければと思います。
【基礎情報まとめ】ロンドン大学ゴールドスミス校 大学院の文化政策・外交専攻(卒業生インタビューあり)
ロンドン大学ゴールドスミス校の基礎情報
出典:Goldsmiths University of London
ロンドン大学ゴールドスミス校は、イギリスのニュークロスに本部を置く、ロンドン大学を構成する1つの研究・教育機関です。
設立は1891年で、1904年にロンドン大学に加盟しており、特にメディア&コミュニケーション、社会学、文化人類学、美術の各分野において国際的に高く評価されています。
(参考:Goldsmithsホームページより)
現在は、世界130カ国からの学生が在籍しており、QS World university ranking 2022では、最も国際的な大学のトップ70にランクインされているほどです。
ゴールドスミス校のキャンパス紹介は、以下の2分動画にまとめられているので、興味ある方はご覧ください。
なお、日本からの学生は、2023年4月現在で39名在籍しています。
国別の学生数を知りたい方は、Goldsmithsのウェブサイトから確認することが出来ます。
出典:Goldsmiths and your country
ロンドン大学ゴールドスミス校 大学院 文化政策・外交プログラム
出典:Goldsmiths MA Cultural Policy, relations & diplomacy
ゴールドスミスには21の専攻があり、文化政策・外交コースはInstitute for Creative and Cultural Entrepreneurship(ICCE)というdepartmentに設置されたコースの一つです。
ICCEは文化・クリエイティブセクターに起業家精神、文化経営、政策教育を提供し、文化経済におけるビジネス、財務モデル、経営への新しいアプローチに関する研究を支援しています。
「文化政策・外交(Cultural Policy, Relations and Diplomacy)」という専攻はゴールドスミス校にしか存在しませんが、Cultural RelationsやCultural Policyと名の付く学部は国内外の大学院にも存在します。
本プログラムでは、アーティストの育成よりも、国家や地方自治体、国際NGOなどの文化政策・施策や外交・文化交流の手法やケースを学び、国際文化交流に貢献し、グローバル化する社会の中での文化のあり方や役割を形作っていく人材を育成することも目的としています。
・開始:毎年9月
・期間:12か月(フルタイム)、24か月(パートタイム)
・授業料:£21,260 (外国人) *2023年4月現在
・場所:On-campus
・クラス人数:10名前後(年による)
学習する内容は、文化政策やマネジメント、文化の国間の関係論、公共政策、文化・芸術外交、コミュニケーションなどです。
これらを学ぶことにより、文化・芸術分野での人の動きの促進(Mobility)、文化のアイデンティティ(Cultural identity)、異文化間対話(intercultural dialogue)などを身に付けていきます。
大学院(Postgraduate)の出願要件
パーソナルステートメントとは、A4のワードで2枚程度の「なぜあなたが本プログラムに相応しいか」を記した書類です。
1つ、出願の際に考慮したいのが「どんな学生を欲しているか」という視点です。
大学院も優秀な学生を多く集め、卒業後に社会で活躍し、大学院の名前を広めてくれる人材を常に欲しています。
そのためパーソナルステートメントでは、なぜゴールドスミス校とそのコースを選んだか、業務とコースの関連、クラスにどう貢献できるか、卒業後のプランも含めてアピールするようにしましょう。
詳しい書き方はゴールドスミス校のこちらのページを参照してください。
ゴールドスミス校の日本イベントや公式エージェント
出典:BEOウェブサイトより
各国で大学の説明会を開催しており、「Goldsmiths ”Visit”」というページから確認することが出来ます。
2023年4月時点では企画されているイベントがないため、本ページより担当者に連絡して聞いてみましょう。
ロンドン大学ゴールドスミス校の日本公式エージェントはBEOという留学相談エージェントが指定されているので、プログラムや受験の個別相談が必要な場合は、問い合わせてみましょう。
ゴールドスミス校 大学院 文化政策・外交専攻のカリキュラム
ゴールドスミス校 大学院 文化政策・外交専攻では、合計180単位(credit)を取得する必要があります。
180単位の内訳は以下の通りです。
参考:Goldsmiths “what you’ll study”
必修科目3つ(90単位)
必須科目は以下の3科目で、それぞれ30単位です。
選択科目1つ(30単位)
残りの30単位は選択科目となりますが、他の学部の授業も取ることができるため、ご自身の興味に合わせて選択しましょう。
どの科目も30単位であるため、1科目のみ取ることができます。
Goldsmithsが、Anthropology(文化人類学)、Sociology(社会学)やMedia & Communications (メディアとコミュニケーション)が特に有名であるため、興味があればこれらから選ぶのが良いかもしれませんね。
身に付くスキル3つ
スキル①:広い知識と理解(Knowledge & understanding)
スキル②:認知、思考スキル(Cognitive & thinking skills)
スキル③:実践スキル(Practical Skills)
ゴールドスミス校のキャリアサポート
出典: Careers Support at Goldsmiths
ゴールドスミス校では、卒業後のキャリアサポートも充実しています。
キャリアコンサルタントが常駐しており、1on1でキャリア相談を受けることができ、リンクドインやCVのプロフィールをチェックしてもらったり、模擬面接などを実施してくれます。
更に、ゴールドスミス校のデータベースに学習内容と関係ある会社を検索できたり、キャリアフェアも開催しており、ネットワークの構築や仕事を探すことも可能です。
起業サポートでは、起業に必要なスキルに関するオンライン、オフラインでの講座やコンサルタントによる個別相談、他大学主催の起業コンテストへの参加斡旋や起業を目指す学生同士のミートアップイベントやシンポジウムも行なっています。
また、在学生が地域の起業家と共同して事業開発するためのスタートアップハブ「NX Hub」の運営も行なっています。
また、ICCE(MA CPRD*が設置されている学部)に所属する学生に向けて、ICCE主催のSynapseというワークショップが年間5回程度開催され、新規事業案のためのブレインストーミング、事業計画書の書き方の指導や、マーケティングツールの使い方、事業広報ツールとしてのLinkedinの使い方などのレクチャーを受けられます。
Goldsmithsは在学生および新卒生にイギリスのスタートアップ・ビザのスポンサーシップを付与する資格を有しており年間15名まで選考され、スタートアップビザを申請することができます。
【卒業生インタビュー】ゴールドスミス校の大学院 文化政策・外交コース
以下の記事で、西山葉子さんのGoldsmiths留学体験談を紹介しているので、併せてご覧ください。
\インタビュー記事はこちら/
近日公開予定
記事は以上です。