こんにちは!南アフリカの自動車マーケッターのマサ (@mappyinME) です。
MBAの学校選びって迷いますよね。
一番迷うポイントは費用、オンラインで仕事を続けるかやめるか、海外か国内か、卒業後の就職先はどうか、などなど。
授業料は高いですが、それだけのリターンがあると確信したから決心したのです。
この記事では、「MBAは海外トップ校を目指すべき」で海外トップ校があなたにもたらすメリットを解説します。
参考:
「学校の選び方」の軸は以下の記事で解説しているので、良ければご覧ください。
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それでは見てきましょう。
MBAは海外トップ校を目指すべき4つの理由
【理由4つ】海外トップ校がもたらすメリットと日本で取るデメリット
圧倒的な知名度
世界トップ校は知名度が高いです。
世界トップ校も、よく見てみると以下の二つに分けられます。
・世界的に知名度の高い:ハーバードやコロンビア大学、INSEADなど
・地域的に知名度が高い:ieビジネススクール、HEC PARIS、HKUST、NUSなど
もちろん有利なのは前者、世界的に知名度の高いビジネススクールですね。
理由は、世界どこに行ってもビジネススクールを卒業したというだけで説明不要、優秀な人材であると認知されるから転職・就職活動で大変有利ですし、いちいち何を学んだか等説明する必要がなくなります。
後ほど説明しますが、先進国の中でもMBA修得者がダントツで少ない(管理職の0.7%)日本でもその効果はあります。
一方で、地域で強い世界ランキングの高い世界ランキング上位のスクールも沢山あります。
個人的には日本人にはここらのスクールが狙い目で、もし自身の目指している地域が既に決まっているなら、地域にメリットがあるスクールを目指す事をおススメします。
例:
・アジア:NUS(新)、SMU(新)、HKUST(香)、清華大学経済管理学院(中)など
卒業後のキャリアアップ(就職・転職・待遇)
卒業後には、就職も転職も破格の給与で迎えられることとなります。
先ずは就職・転職です。
こちらは、MBA修得者を中心に採用する企業が存在します。
もしくは、MBA修得者を高く評価し、他者との差別化を図る事ができるのは言うまでもないですね。
僕自身、転職の条件で(給与1,000万円~)と入力してエージェントに登録すると、かなり多くの企業の案内が来ます。
次に給与です。
QSグローバルMBAランキングのトップ20校の年収と在学期間を纏めてみましたので先ずはご覧ください。
結果、平均値は$128,468となりました。
日本円に換算すると、卒業生の平均の年収が1,413万円です!(1ドル=110円で計算)
これらのビジネススクールには、最初からCxOのポジションや好待遇で迎えたい企業が多いので、高水準の給与が設定されているのも頷けます。
やはり米国トップ校のMBA卒業者の方が、欧州よりも年収が高くなっていますね。
INSEADが$105,900がかなり少ない気がしますが・・・
さいごに待遇です。
思っているより多くの企業で、海外MBAトップ校の卒業生を特別枠で採用し、幹部候補制度を設けて特別なリーダーシップを提供するなど、給与以外の厚待遇制度を設けています。
・トップ校を卒業すると高い役職でのオファーが多く、結果年収が高い
・幹部候補と採用されるため、特別な扱いを受ける事が出来る
一生の自信になる
3つ目の理由は、読んで字のごとくです。
高いプライドは良くないですが、例えば「ハーバードMBA(HBS)を卒業した」という事が自信になりませんか?
例えばあなたがHBS(Harvard Business School)を卒業したとして、HBS卒業生が大企業のCEOになって活躍していると誇らしくなりませんか?
僕は、母校の青山学院が駅伝で優勝したり、オリックスの吉田正尚選手が首位打者を取ると、大変誇らしい気持ちになります。
ランキング外でMBAを取るデメリット(日本を例に)
先日、こんなつぶやきをしました。
日本の管理職のMBA保有率ってご存知ですか?😶
0.7%らしいです。
米国は37%、ドイツは11%。持つべきモノはMBA保有している上司。
現在の上司がMBA経験者なため、勉学関連の有給取得に寛容で、仕事負荷も考慮してくれます😃転職もMBA保有者が多いところへ!きっとMBAを評価してくれます😌
— まさ@海外キャリアのススメ(ブログ初心者🔰) (@mappyinME) November 10, 2021
この数字、実は就職・転職や昇格にも大いに関係があるんです。
見ていきましょう。
働きながらMBAを取る苦労
上司や同僚が、あなたがどれだけ苦労しているか分からないので、仕事の負荷の低減のお願いやMBAの学習に伴う有休取得がしにくくなる可能性があります。
日本でMBAは差別化にならない
例えば、周りにMBA保有者がゼロの職場にいるとしましょう。
すると職場の人の誰も、MBAがどれだけ大変で、どんなことを学んだかどうか、想像がつきません。
なのでMBAの価値が体感としてよくわからないのです。
なんなら、MBAホルダー=プライドの高くて扱いにくい人種、とすら思われている可能性があります。
概ね、こんな感じですね。
採用者の心の声
海外は逆
先進国では日本よりは確実にMBAに対する理解があります。
理解があるとは具体的にはこういう事です。
・上司からのサポート(業務負荷低減、休暇取りやすい、など)
・会社の制度(費用補助、Study Leave規定があり有休とは別、など)
例えば日本でこのような制度を設けている企業はほぼないのではないでしょうか?
一方で日本では、資格試験を取得すると一定額の補助金が出るという制度は多く存在すると思います。
(次の章で説明します)
僕自身のが計5か国で6年以上働いてきた経験があるのですが、少なくともアメリカと南アフリカではこのような制度が存在していました。
日本ではMBAより仕業の資格を
結論、MBA保有者のほぼいない日本企業で働いていくんだ!という方は、MBAは不要です。
もっともな疑問ですが、そういう方には仕業の資格をおススメします。
理由は2つ。
1. 学歴よりも社歴や日本での保有資格が評価されるから
2. 評価者が体感として難しさを理解しており、評価しやすいし、したくなるから
先ず誤解を恐れずに言うと、日系企業では学歴よりも社歴や日本での保有資格を重視する傾向があります。
社歴は、自身も同じ道を通って出世をしてきたことから重視しますし、資格試験も簿記や英検などを受けたことがあるので、難しさを理解しており、難関資格を取得した人に対しては理解や尊敬の念があり、採用や昇格の際にプラスに働きます。
「じゃあ何を取ったらいいの?」
おススメの資格は中小企業診断士です。
中小企業診断士は、MBAと同程度の学習時間で取得することが可能で内容もMBAと同様に実践的です。
しかもTACや資格の大原に通っても30万円程度しかかからず、かつ一部は国の教育訓練給付金で戻ってきます。
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(参考)日本人が入りやすいMBA世界トップランカー校
最後に、私が入学する際に調べていたビジネススクールを4校紹介します。
世界トップ校でありながら、日本人が入りやすい学校です。
日本人が入りやすい理由は、“多様性”を売りにしていて、国ごとの生徒数の割り当てが設けられているためです。
日本人が海外MBAに行くケース自体が少ないため、枠はあるけど申し込みは比較的少ない学校です。
インド人と中国人の方、かわいそうですよね。
参考までに、MBAについてもう少し見識を深めたい方は以下の記事もおススメですので、よかったらどうぞ。
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ie business school
起業家の育成を教育の中心に据えているスペインのビジネススクール(QS 9位/ FT 39位)。
比較的新しい学校で、古くからリモート教育に注力しているため(オンラインMBA QSランク世界1位)、コロナ禍のオンライン教育に早くから対応。
日本にも拠点があり、手厚いサポートを受ける事が出来ます
日本語版のHPもあるので以下貼り付けておきます。
National University of Singapore (NUS)
アジアでトップクラスのビジネススクールで、シンガポールに位置しランキングはQS 28位/FT 14位。
実際に訪問しましたが、学費も比較的安く、キャンパスの設備も充実してておススメです。
アジアで働きたいという方には、知名度も申し分ないでしょう。
シンガポール初代首相のリー・クアン・ユーさん、マレーシアの元首相のマハティールさんもNUS出身です。
Singapore Management University (SMU)
2000年設立と新しいビジネススクールながら、グローバルランキングに入っている(QS -/ FT 58位)。
訪問しましたが、実践的な教育に力を入れているなという印象です。
キャンパスは、シンガポール市内の中心に位置している。
海外MBA卒業後の主な就職・転職先
MBA卒業生の主な進路としては以下の通りです。
企業の種類
多いのは、スタートアップ、外資企業、ビジネススクールの
地域ローカル会社、大手グローバル企業、このパターンが多いですね。
業界
業界としてよく見るのは、キャリアを変えたい人はVC(ベンチャーキャピタル)やコンサルタントが多い印象です。
そしてもともと大手のグローバル企業などで働いていた人は、同じ業界内でより高いポジションでの転職が多いです。
就職・転職するには?
海外MBAを修得した方や海外勤務している方が良く使う転職エージェントを紹介します。
こちらは先に転職エージェントに登録して、勉強しながらじっくりと応募求人やオファーを吟味するのがベターかと思います。
就職・転職活動はタイミングが全てですので。
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まとめとアドバイス
海外トップ校に行くかどうかで、卒業後の就職・転職先だけでなく、自信の満足度にも大きな違いが出てきます。
もちろん日本にもKBSやグロービズ、一橋ビジネススクールなど素晴らしいスクールは多くあり、そこで大きな実績を出されている方も多くいらっしゃいます。
ただ全体論としては、大きな出費をしてでも海外トップ校に行くメリットは多く在りますので強くおススメします。
さいごに、ieビジネススクールの卒業生のインタビューを参考までに置いておくので、良ければお読みください。
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