こんにちは!南アフリカの自動車マーケッターのマサ (@mappyinME) です。
コロナの影響で、リモートワークやオンラインのサービスが増えてきました。
伴い、MBAもオンラインの授業を提供する学校が増えてきました。 いきなりですが、皆さんはオンラインMBAに対してどのような印象を持っていますか?
僕は2021年12月にオンラインMBA世界1位のieビジネススクールでオンライン海外MBAを修得したのですが、オンラインで修得して本当に良かったなと思う事が非常に多くあります。
オンラインならではのメリットが数多くあり、僕はフルで享受したので、もう一度海外MBAに行くとしても迷わずオンラインを選択します!
【2024年最新】海外MBAはオンラインが有利な理由7つとデメリット
海外MBAオンラインのメリット7つ
結論を言うと以下の7つが海外MBAはオンラインが有利な理由です。
・費用が比較的安い
・キャリアの中断がない
・対面の機会あり
・スケジュールが調整し易い
・学びと実践の両立が可能
・国内・外に転勤も可能
・オンラインの仕事力が身に付く
それでは1つずつ解説していきます。
メリット1:費用が比較的安い
まずは何と言っても、フルタイムMBAと比較して、オンラインMBAの方が安価な設定となっています。
例えば、私自身の通っているスペインのie business shcoolのMBAを例に現地フルタイムMBAとオンラインMBAで比較すると、現地フルタイムMBAの場合は72,200ユーロ(約950万円)*、オンラインの場合は 51,200ユーロ(約670万円)*と、-約280万円、-約30%の差がつけられております。この価格設定差は、施設の利用費や現地のみで参加出来るイベント等の参加費用などが入っていると思われます。
*2021年10月30日現在
なお、2021年度のQS Online MBA Rankingの世界トップ3校のオンライン・フルタイムMBA学費差は以下の通りです。
メリット2:キャリアの中断がない
MBA修得を目指す方は、恐らく働き盛りの20~40代の方で、1~2年の休職によって出世コースから外れる、昇格・昇進が遅れる、収入がなくなる、そもそも生活ができない、という不安を抱えていると思います。私自身も同じ悩みを抱えていました。
そんな不安を解消するべくオンラインMBAは存在し、基本的に仕事を続けながら修了できる設計となっています。
とはいえ、「そんなこと言われてもイメージがしにくいよ!」「キャリア中断がないとはいえ、現実的な勉強時間じゃないと意味ないよ!」という不安もあると思うので、そんな方は以下の記事をご参考に。
海外のオンラインMBAを修得するとどういう生活が待っているか想像がつくと思います。
メリット3:対面の機会もある
オンラインMBA=100%オンラインかと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
ネットワーク構築もMBA修得の一つの目的なので、対面する機会は各校設けられております。 むしろ設けられていないところは、積極的に候補から外すことをお勧めします。
ビジネススクールによりますが、15~20か月のプログラムで2~4回は対面する機会を設けているところが多いと思います。
私の経験では、15か月のEMBAで合計3回、各7~10日程、スペインのマドリッドで集中講義を共に受講する機会がありました。 ただ残念ながら、うち2回はスペインのコロナ対策の一環で日本人が入国不可となり、私を含めた日本人は参加することができず、オンラインでの参加となりました。
ちなみに、渡航費を含めすべて自費です。涙
なお、2021年度のQS Online MBA Rankingの世界トップ3校のプログラム期間は以下の通りです。
メリット4:スケジュールが調整し易い
社会人たるもの、ホワイト企業でかなり安定した部署に所属していない限り、毎日一定した勉強時間を確保するのは至難の業。
オンラインMBAは、生徒が自身のスケジュールでコントロールできる裁量の範囲が大きく設計されています。
結論、時間も曜日も固定されたVC以外は、裁量権が大きく融通が利きやすくなっています。
前述の「キャリアの中断がない」で紹介した3つ(VC、Forumと個人・グループ課題)を例に紹介します。オンラインMBAの個人裁量度を、1. 出席の自由、2. 参加時間の自由、3. 開催時間決定の自由、の3つで評価します。
なお、オンラインMBA最大のメリットの一つである裁量の範囲が狭いビジネススクールは、再検討することをお勧めします。
メリット5:学びと実践の両立が可能
人間、座学で学んだことは2~3日経過すると90%以上は忘れると言われています。
ただ、喜怒哀楽の心が動いた出来事は記憶に残りやすいといわれています。
オンラインMBAでは、今日の学びを明日の実践に活かすことが出来るため、学びと実践のサイクルを期間中に何度も回すことが可能です。実践での気づき、驚きは感情の動きとなって記憶にインプットされ、定着する可能性が高いです。
かつ、実践の結果を教授陣にVCやフォーラムにてシェアすることで、活きたアドバイスを受けることも可能です。オンラインMBAでは実践と学びのPDCAが可能なのです。
メリット6:国内・外に転勤も可能
オンラインなので、インターネットの繋がるところであればどこでも授業を受けられます。
これは大きな働きながら勤務する人にとっては大きなメリットです。
会社の辞令はコントロールできないですから、そこを気にしなくてよいのは大きなメリットかと思います。
実際に僕は、EMBA開始時は日本で、卒業した時は南アフリカでした。
メリット7:オンライン仕事力が身に付く
リモートワークやバーチャルチームで仕事を遂行することが普通となったいま、今まで通り成果を出せず苦労する人も増えてきて来ます。
ましてや、多国籍のチームとなると、バーチャルワークの難易度が更に上がります。 オンラインMBAでは、バーチャルなチームで成果を出す方法を座学で学ぶだけでなく、グループワークを通して実践する
ことができます。 そのため、仕事で必要なオンライン仕事力が大幅に向上する機会を得ることが出来ます。
海外オンラインMBAのデメリットは?(4つあります)
もちろんメリットだけはなく、デメリットもあります。
・学習期間が長くなる
・リモートのためグループ会議調整の手間がある
・本業が忙しい時はかなり大変
・キャンパスの施設やイベント参加が限定的
デメリット1:学習期間が長くなる
一般的にフルタイムのオフラインMBAだと、欧州のMBAだと12か月前後、アメリカだと24か月前後で卒業する事が可能です。
一方でオンラインMBAだと、3~6ヶ月ほど長い傾向があります。
フルタイムのMBAは毎日授業がありますが、オンラインの場合は週に1~3回程度が限界のため、必然的に期間が長くなります。
デメリット2:リモートのためグループ会議調整の手間がある
MBAでは、グループで協力して課題を仕上げて提出する必要があります。
その際、グループの皆が目の前にいてかつフルタイムで学習していたらグループ会議の調整の必要なんてほとんどないですよね。
口頭で「いつ集まれる?」と聞いて、皆予定がないためスムーズに会議を持てます。
一方でオンラインの場合、平日に会議をする場合は仕事があるため、メンバー全員とスケジュール調整をする必要があり、これが本当に大変です。
ただ慣れます。
デメリット3:本業が忙しいとかなり大変
オンラインで業務をしながらだと仕方ない事ですが、辛いですよね。。。
キャリアを諦めない、給与が出続けるというメリットと引き換えに、仕事が激務の時は学習もかなりキツイ事を覚悟しなければなりません。
その時は、「睡眠」「プライベート」「勉強」「仕事」、この4つのうちいずれか(または複数)を削る必要性が出てきます。
デメリット4:キャンパスの施設やイベント参加が限定的
オンラインだから当然ですね。
対面授業の際はキャンパスに行くので利用できますが、普段はキャンパスの施設は利用できません。
そして学校で開催されているイベントへの参加も限定的となり、結果、クラスメート以外の知り合い(ネットワーク)を構築する機会が限定されます。
キャリアを中断したくない!20代~40代にオススメ
MBAの取得を考えている皆さんは、恐らくお仕事をしながら、ビジネスパーソンとしてのスキル、経歴を高めて、昇格・昇進、そして新しい仕事へのチャレンジへのきっかけにしようと思っていることでしょう。
その際、MBA受験を考える際に頭によぎるのが、「仕事を辞めないといけないのか?」「休職して戻っても自分の仕事はあるのか?」「休職中の生活費は?」、そういった不安かと思います。
オンラインMBAは、そういった不安を払拭しつつ、皆さんのキャリアアップの手助けをしてくれます。
まとめ
海外オンラインMBAのメリットとデメリットをまとめます。
結論、オンラインMBAは、20~40代のキャリアを中断したくないビジネスパーソン、授業料を支払いながら通う人、そして生活費に不安がある人にとってはおススメです!
最後に
いかがでしたでしょうか?
紹介した通り、MBAは金額・時間面で相当な投資が必要ですが、使い方によってはリターンも大きいです。疑問点などありましたらコメント頂けると幸いです。
そして実際にオンラインMBAを卒業した方へのインタビュー記事も用意しているので、彼らが何を考えオンラインMBAを選んだのか、卒業の進路はどう考えているのか、興味があればご覧ください。