【元海外駐在員が勧める】一時帰国中のインターネット利用にはeSIMがおすすめ!その理由と選ぶ際のポイント4選

海外駐在

日本滞在中のインターネット接続をどうすべきか、一時帰国のたびに悩んでいませんか?

従来では、プリペイドSIMの購入やポケットWi-Fiのレンタルが一般的でしたが、近年ではeSIMが主流になりつつあります。

僕自身、海外の5カ国に7年以上働いていたのですが、一時帰国の度にポケットwifiを借りたり、またはカフェや家でwifiを繋いで何とか生き延びていました。

ちなみに、ソフトバンクと回線を継続するだけの契約を結んでいて、毎月500円ほど支払っていました。

何かと予定が多く入る一時帰国で、常に連絡が取れないというのは致命的に不便です。

本記事では、一時帰国にeSIMがおすすめの理由や選ぶ際に確認すべきポイントなどについて解説します。

【元海外駐在員が勧める】一時帰国中のインターネット利用にはeSIMがおすすめ!その理由と選ぶ際のポイント4選を紹介

eSIMとは?

eSIMとは、スマホに内蔵された端末一体型SIMのことです。eSIMの「e」は「embedded」の略で、「埋め込まれた」という意味です。

従来は、通信や通話のためにさまざまな情報が入った実体のある物理的なSIMが必要でした。


iPhoneに挿入するMicro SIM。他国で差し替える時に紛失したことも・・

しかし、eSIMとは実体のないデジタルデータのことで、eSIMが持つ従来の物理的なSIMと同様の情報を端末に書き込み、インターネット接続を可能にする仕組みです。

つまり、上の写真のような物理的なSIMカードは不要という事ですね。

SIMカードとの違い

eSIMとSIMカードの大きな違いは、物理的な実体のあるSIMカードを持つか持たないかです。

SIMカードは、さまざまな情報が入った物理的なSIMと呼ばれるICチップをスマホに挿入することで通信ができるようになります。

対してeSIMは、実体のある物理的なSIMカードを持たず、従来のSIMカードに入っていたデータを端末にダウンロード、インストールすることで通信を可能にします。

どちらも契約者情報など、格納されている情報は変わりません。

eSIMは実体がないため、SIMカードの差し替えなしに簡単に自分のスマホに設定できるのが特徴です。

日本への一時帰国にeSIMをおすすめする理由3つ

日本への一時帰国中のインターネット利用には、圧倒的にeSIMがおすすめです。

ここでは、eSIMをおすすめする以下3つの理由について解説します。

①オンラインで申込後すぐに使えるため
複数のSIMを同時に使えるため
SIMカードを無くすリスクがないため

①オンラインで申込後すぐに使える

購入から開通まで時間がかからないのが、eSIMのおすすめポイントの一つです。

eSIMはオンラインで購入し、端末に設定すればすぐに使えるようになります。

たとえば、一時帰国の直前でも日本に到着してからでもWi-Fi環境さえあれば即日利用可能です。

ポケットWi-Fiのレンタルのように事前の手続きや受け取り、返却も必要ありません。

急きょ帰国しなければならなくなったときや、忙しくて直前まで準備ができないときでも慌てずに済みます。

帰国時、大量の荷物を持ちながらポケットwifiを取りに行くのはとてもストレスですよね。

②複数のSIMを同時に使えるため

複数のSIMを同時に使えるのも、一時帰国の際に便利なポイントの一つです。

近年ではeSIM対応のスマホのなかでも、複数のeSIMを設定できる機種が増えています。

仕事とプライベートで別々のSIMを持つスマホを複数台持ち歩く必要がなくなります。

更に頻繁に他の国に行く人はスマホの設定画面から簡単に通信を切り替えられるので、これも極めて便利ですよね。

③SIMカードを無くすリスクがないため

eSIMは物理的なSIMそのものがないため、SIMカードを無くすリスクがないのもおすすめポイントです。

従来は、小さなSIMカードの取り扱いに気を遣い、ストレスに感じた方も多いのではないでしょうか?

eSIMならSIMカードを紛失するリスクがないだけでなく、差し替え用の小さなピンを持ち歩く必要すらありません。


iPhoneのSIMを差し替える時のピン。これが無くて、クリップの先でiPhoneのSIM挿入口を何度空けたか。

eSIMを選ぶときに確認すべきポイント4選

いざ、一時帰国の際にeSIMの利用を検討していても、どのサービスを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。

eSIMを選ぶ際には、以下の4つのポイントを確認してみてください。

①対応国
②利用期間とデータ容量
③データ通信のみ OR 音声通話付き
④日本語サポートの有無

①対応国

eSIMを選ぶ際には、まずは渡航先の国や地域が対応国に含まれているかチェックしてみましょう。

たとえば、日本滞在中に近くの韓国や台湾など、国をまたいで移動する予定があれば、複数の国や地域をカバーする周遊プランがあるかも確認しておくとよいでしょう。

日本へ行く途中や帰りの道中でどこかの国や地域を旅したいときにも、対応している場所であればeSIMを問題なく使えます。

②利用期間とデータ容量

eSIMの利用期間とデータ容量を確認するのも重要です。

利用期間に合わせて、どのくらいのデータ容量が必要か確認しましょう。

ほとんどのeSIMサービスは、追加のデータ購入の料金がやや高めに設定されているので注意が必要です。

一時帰国中に、リモートワークや動画配信サービスを利用するなど、常にインターネット接続が必要であれば、容量多めのプランを選ぶのがおすすめです。

地図アプリやSNSの閲覧、ちょっとした調べもの程度であれば2,3日で1GBほどで十分でしょう。

どのような目的でインターネットを使うのか、自分の使い方に合わせて見積もってみてください。

僕は1週間の一時帰国時にプライベートで使用しつつ1-2日ほど仕事でテザリングをしましたが、3GBほどでしたね。

③データ通信のみ OR 音声通話付き

日本滞在中に、電話番号が必要になるかどうかも確認すべきポイントの一つです。

ほとんどのeSIMはデータ通信のみですが、電話番号が必要であれば、電話番号付きのサービスを選ぶとよいでしょう。

友人や家族との通話程度であればLINEやSNSでもできるので、データ通信のみで事足りるはずです。

たとえば、日本滞在中に公的機関に電話で問い合わせる必要があるなど、特別な事情がない限り、データ通信のみでよいでしょう。

意外にあるのが、レストランの予約変更の電話。食べログなどの当日変更は電話でないと出来なかったり・・・

④日本語サポートの有無

日本語サポートがあるかどうかも、事前にチェックしておくと安心です。

海外在住の方には、英語やそのほかの言語が堪能な方も多いでしょう。

しかし、日本語サポートがあれば、いざという時にも安心です。

eSIMサービスには海外製が多いので、言葉に不安がある方は日本語サポートがあるサービスを選んでみてください。

日本への一時帰国でおすすめのeSIM「Saily(セイリー)」を紹介

一時帰国中のeSIM選びに迷ったら、「Saily」がおすすめです。

世界的に有名な「NordVPN」を提供するサイバーセキュリティ企業「Nord Security」が開発しています。

そのため、セキュリティ対策がしっかりしているので安心して使えます。

Sailyの主なおすすめポイントは、以下の6つです。

①日本やアメリカなど200を超える国・地域に対応するeSIM
サイバーセキュリティに定評があるグローバル企業が運営
③目的地に着いたらすぐに利用可能
専用アプリで購入・設定も簡単
⑤豊富なデータプラン
⑥サポート体制が充実

初心者にも使いやすい専用アプリで、購入・設定など全て簡単にできます。

対応国やデータプランが豊富なので、個々の目的やニーズに応じたプランを選べるのもうれしいポイントです。

Sailyのアプリから、24時間365日カスタマーサポートへチャットで相談できるので、万が一トラブルがあった際にも安心です。

Sailyのホームページはこちら

料金体系

Sailyの料金は、利用期間やGB数、利用国によって異なります。日本で使う場合の料金を紹介します。

■日本で利用する際の料金 ※2025/3月時点

申し込みから利用までの流れ

Sailyは、申し込みから利用までオンラインで完結します。ここでは、手順を紹介します。

①Sailyの公式サイトでeSIMを購入する

行き先とデータプランを選びましょう。

複数国へ行く予定がある場合は、周遊プランがおすすめです。

以下のホームページから購入手続きを行ったら完了です。

■料金確認の画面

■購入完了画面とアプリインストールへ

②eSIMのアプリをインストールする

公式サイトでeSIMを決済後、完了画面からアプリのインストールをしましょう。

■アプリを開くと購入GBが表示される

③eSIMをインストールする

アプリでログインすると、購入したeSIM情報が表示されます。「eSIMをインストール」を選択します。

アプリでの設定は、何をすればいいか順番に表示されるので、指示に従って進めましょう。

④eSIMをアクティベートする

インストールができたら、eSIMをアクティベートします。アプリで表示される指示に沿って進めればよく、初心者の方でも安心してできるでしょう。

アクティベートが完了すれば、eSIMが使える状態になります。

■eSIMのアクティベート①:Continueを選択

■eSIMのアクティベート②:Allowを選択

⑤渡航先でeSIMを使える設定をする

渡航先に着いたら、実際に使うための設定をします。iPhoneの場合は、まず「設定」→「モバイルデータ通信」を開き、SailyのeSIMを選択後、設定を行いましょう。

「データローミング」をONにすれば、SailyのeSIMが接続されている状態になります。これでインターネットを使えるようになります。

■SailyのeSIMを”On”に設定している画面。設定のCellularから

まとめ

これからは、eSIMが主流になる時代です。

日本への一時帰国の際にも、eSIMならストレスフリーでインターネットを利用できます。

また海外駐在した時の一時帰国は100%間違いなくeSIMにしますし、今度から海外に行くときは、現地でSIMを購入するのではなくeSIMで対応しようと考えています。

快適なインターネット環境を手に入れて、日本での滞在を楽しんでください。

記事は以上です。

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【徹底的に考えた】一時帰国で買うもの厳選リスト31選を5カ国7年の駐在経験から紹介します。基本は、一時帰国前にオンラインで事前に購入しておきましょう。買い物リストの抜けもれを防げます。加え、実店舗で購入する場合は免税を利用し、出費を抑えましょう。お土産は、外国人向けの商品を揃えている空港での購入をおススメします。
この記事を書いた人
Masa

▶大手グローバル企業で入社3年目に海外駐在に選抜され5カ国7年超駐在し、新興国で挑戦し続ける▶英検1級/TOIEC 925を含む資格を11個、世界トップランカーのieビジネススクールで2021年にEMBA取得▶南アフリカでマーケティング部長として多国籍チームを率いる▶現在は、国内市場向けのB2Bマーケティングと新規事業部の兼務課長。

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