【転職者必見!】転職の面接前に必ずすべき準備3つ(面接通過率が格段にアップした)

グローバル転職

こんにちは!南アフリカの自動車マーケッター x 海外MBAホルダーのマサ (@mappyinME) です。

「転職活動中なのだけど、どうしても行きたい企業があるから内定の確立を上げたい」
「面接の対策は一通りしたけど不安・・・他にできることはないの?」

こんな疑問にお答えします。

「新規事業とマネジメント」に関わりたいと強く希望していたため、当時募集していた総合商社2社のみにアプライし、倍率が数百倍と言われる選考に一度も落ちることなく両社から内定を獲得しました。

過去にも1度転職していますが、同様の方法で大手グローバル自動車メーカーから内定を獲得しています。

この方法は再現性があるため、時間さえあればある程度は誰も実施することが出来ます。

この記事を読むメリット3つ

・実践すれば内定獲得の確率が大幅に上がる
・大手企業の採用人事の事情が分かる
・面接で落ちても「仕方ない」と思える強いメンタルが得られる

それでは見ていきましょう。

【転職者必見!】転職の面接前に必ずすべき準備3つ(総合商社2社から内定)

知っておきたい!採用側の事情

【ジレンマ】「優秀な人材の獲得」と「ミスしたくない」という気持ち

優秀な即戦力人材が欲しい」というのは人事や募集部署、皆が考えている事でしょう。

特に募集部署にとっては死活問題ですが、人を募集するくらい忙しい部署で、数多の書類全ての目を通している暇はありません。

そのため、人事による最初の人選はとても大切になってきます。

募集部署:すぐにパフォーマンスを出せる優秀な人材が欲しい!書類選考で全員見てる時間がないから、人事である程度スクリーニングしてほしい。

一方で人事の場合、人選ミスすると募集部署から「なんでこの人を選んだの?」と詰められるため、なぜその人を選んだかの理由、つまり安心材料が欲しいという心理が働きます。

人事:人選ミスをすると自分の責任になるから怒られる・・けど、履歴書と職務経歴書で判断が難しいから、なるべく多くの情報を集めたい。

面接を攻略する上で、人事のこの心理状態を理解することはとても大切です。

履歴書と職務経歴書では分からない

正直、履歴書と職務経歴書で分かる事って少なすぎます。

内容の正確性の担保ができないこと、人柄や性格までは分からないことから、書類だけでは判断しづらいのは想像に難くないと思います。

そのために面接が複数あるのですが、たかが30分~60分の面接を3~4回やったくらいではなかなか不安は拭えません。

転職エージェントやリファーラルは人事にとって安心材料

前にとても良い人材を連れてきてくれた転職エージェントが「この人は御社で活躍できる人材です」、または従業員が「この人はわが社で即戦力として活躍できるので紹介します」と言ってきたら、選ぶ側からしたらとても安心するものです。

転職エージェント

過去にも良い人材を送ってくれた転職エージェントが「この人は御社で活躍できます」と自信をもって推薦したら、その人たちも活躍してくれるだろう、と思いますよね。

万が一に人選ミスだったとしても、「過去に良い人材を紹介してくれた転職エージェントからだから」ということで、理由付けにもなります。

リファーラル(紹介)

リファーラルとは、従業員による人材の紹介ですね。

その企業で働いている従業員からの紹介は、履歴書と職務経歴書で判断するよりもはるかに信憑性がありますね。

なぜならその従業員は、企業文化や働き方を知り、会社内で活躍している人を知ったうえで候補の方を紹介してくれているためです。

こちらも後で人選ミスが発覚しても、選考の大きな理由付けになります。

面談済の従業員の意見

僕も経験したことですが、従業員と候補者との座談会を設定してくれて、実際に1対1でカジュアル面談を設定するケースがあります。

候補者と面談した募集部署の従業員が推薦してくれたら、おススメしやすいですよね。

こちらも後で人選ミスが発覚しても、選考の大きな理由付けになります。

【合格率アップ】書類選考・面接に向けた事前準備

さて、ここからが本番です。

採用側のロジックを知ったうえで、「人事に推薦しやすい人材」になる必要があります。

内定獲得の確度を上げるために必要な準備をこれから解説していきます。

採用する側も人間です。カジュアルにでも会ったことがある、話したことがある人の方が推薦しやすいに決まっています。

採用面接の流れ

採用面接は、会社にとって異なりますが概ねこのような形で進んでいきます。

採用面接の流れ例

0次:書類選考
1次:人事面接(フィルタリング)
2次:現場課長クラスと人事
3次:現場部長クラスと人事
最終:役員面接

書類選考は、募集部署の中でスクリーニングをかけることが多いです。

ただし、人を募集しているような忙しい部署で全候補者の書類に目を通している暇はないため、人事から「おススメの人材」が優先的に扱われます。

そのため、希望会社の人事を味方につけることが極めて大切になってきます。

人事のサポートを得ることが内定率アップに!

先ずは希望会社の人事に「この人は優秀そうで、人となりも問題なく文化ミスマッチも少なそうなのでぜひ推したい」と思ってもらう必要があります。

その流れをまとめたものを図解にしています。

典型例)人材採用の流れ

弁護士などの専門性の高い国家資格やMBAなど持っていれば履歴書や職務経歴書で他の候補者との差別化は可能で、面接には問題なく進める可能性が高いです。

ただし、そうでない人は「入念な準備」で彼らと差別化する必要があります。

その方法3つを紹介します。

転職面接の準備方法3つ

・希望業界に強い転職エージェントに登録しサポーターになってもらう
・希望会社の人事とダイレクトつながる
・希望会社で働いている人とつながる

それでは1つずつ詳しく解説するとともに、方法も掲載します。

1.転職エージェントを利用する(無料です!)

転職エージェントを利用して転職活動すると、かなりスムーズに話が進みます。

理由は、「リスクを避けたい希望会社の人事」と転職エージェントは既に信頼関係を構築しているケースが多いため、あなたを推したいと思わせたら、選考が有利に進むことは想像に難くないと思います。

転職エージェント関連でやること3つ

・希望業界に強い転職エージェント全てに登録
・積極的に面談
・「自分の強み」と「やりたいこと」を余すことなく伝える

僕が利用した厳選の転職エージェントを公開するので、気になる方は先ず登録しましょう。

【おススメ】転職エージェントまとめ

種類 転職エージェント 年齢 フォローアップ 特徴
1 全方位型 DODAエージェント 20代半ば~ ツール、パートナーエージェント制度が充実しているため、紹介企業の幅が広い。「海外勤務」に特化して調べると、かなりヒットする。
2 パソナキャリア
3 リクルートエージェント
4 ハイキャリア Samurai Job 20代後半
~40代
海外勤務を中心に厳選された求人。数は多くないが質が高い
5 アクシスコンサルティング 外資のITとコンサルティングに特化しているため、極めて強い。希望者は登録必須。
エンワールド・ジャパン かなり厳選された求人の案内
ロバートウォルターズ 厳選された外資系企業、日系の海外案件も多い。
20代特化型
ハイキャリア
アサイン 20代 「価値観」に応じた転職の支援。「View」というアプリの情報発信も豊富
海外・留学経験者 Beyond Border 20代~ 海外や留学経験のある方向けに特化したエージェント
10 MBA修得者 Axiom 30代~ MBA修得者に強いエージェント。MBA壮行会も主催。
11 バイリンガル~ WeGlobal Inc. 20代・30代 バイリンガル以上に大きな強み。とてもきめ細かいサポートとマッチングが売り。

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2.希望会社の人事と繋がる

総合商社に多いのですが、転職エージェントを使わずに自社で採用しているケースがあります。

その場合は、以下の方法で見つけましょう。

人事と繋がる方法4つ

・採用ホームページで問い合わせる
・会社説明会で連絡先を交換する
・リンクドインで探す
・自身のツテで探す

かなり草の根活動ですが、このような方法で人事にアプローチすると熱意や行動力を評価してくれる場合があります。

書類選考の結果通知をしてくれた人事の方に「誰か希望部署の従業員を紹介してほしい」や「人事とカジュアルなマッチング面談をしたい」と要望をしていました!

3.希望会社の従業員と繋がる

希望会社の従業員と話す機会は持つようにしましょう。

個人のツテでも、「xxさんとお話させて頂いた」という話をすれば、人事の方は高確率でその人のところにあなたの人となりを聞きに行きます。

転職エージェントや人事に依頼するのもOKで、彼らの視点からしても「積極的に自社の事を知りたがっている」という点は高評価に繋がります。

加え、希望会社の従業員との面談は強い志望動機になります。

希望会社の従業員と繋がる方法3つ

・リンクドインで探す
・自身のツテで探す
・転職エージェントや人事に紹介してもらう(繋がっている場合)

プラスで、従業員からのリアルな会話は志望動機でも使えるので必ず機会を作りましょう。

「数ある総合商社の中でなぜ弊社を?」という質問には、従業員との面談内容をベースに自分が良いと思ったこと、希望の会社で活躍できると考えた理由を説明していました!

面接の心構え

面接は評価される場所ではなく「マッチング」

強く意識して頂きたいことは、「あなたにも入社するかどうかの選択権がある」ということ。

つまり、転職の面接は「企業と個人のマッチングなんです。

そう考えると、どんな良いことがあるのでしょうか?

面接は「100点の回答を探して答える場」ではない

僕もよくあったのですが、「企業が個人を評価する場」と考えていたため、面接官の質問の意図を探ってしまい、正解を見つけられず回答に窮するパターンです。

ただ「転職面接は企業と個人のマッチング」と考えると、重要ポイントこのように変わります。

面接官の方に「弊社のプレスリリースで興味を持った記事はありますか?」と聞かれて、そこまで読みこんでいなかったため、正直にまだ読んでいないことを伝え、それでも合格しました。

【注意!】自己研鑽や面接対策をおろそかにしてはダメ


書類選考や面接の通過率を上げる方法を説明してきました。

ここで1つ注意したいことは、これらの方法は土台があってこそ。

面接に臨む前に確認したい土台2つ

・希望する仕事に必要な能力
・面接の質問への対策

それでは1つずつ解説するとともに、対応策も提案しますね。

土台1 仕事に必要な能力

例えば、海外マーケティングを目指しているのに、TOEICの点数も低く経験もない場合は、そもそも土台の能力が足りていないということになります。

1つ例を取り上げますが、あなたが以下の「三井物産 モビリティ第一本部」に応募を考えていたとします。

インターネットで探すと、このように必要な「採用要件」を細かく見ることができます。

三井物産のモビリティ第一本部の採用要件

出典:三井物産のキャリア採用ホームページより

要件を見ると曖昧で、一見「こんなもんか」というものですが、相当の財務会計のプロフェッショナルが応募してくると考えた方が良いでしょう。

なおこの「*目安です」の表記は、財務のプロフェッショナルに向けたメッセージで、そうでない方はマストと思ってください。

僕だったら、TOIEC 800点を応募前に取得し、財務知識全般の実務や学習経験(MBAや中小企業診断士など)を前面に押し出して戦います。

土台2 良く聞かれる面接質問へ対策

面接は企業と個人のマッチングなので「自分の考えを話すことが重要」と言いましたが、事前に想定問答集を作って頭を整理しておかないと、面接時に簡潔に回答できません。

大事なことですが、よく聞かれる質問に対して自分なりの考えをしっかりまとめてから臨みましょう。

よく聞かれる質問の例

・転職する理由はなんですか?
・なぜわが社なんですか?(希望の会社を志望する理由)
・成功体験とあなたの役割
・苦労した経験とどう乗り越えたか、など

僕が参考にした質問集をまとめておきますね。

基礎質問編は抑えておいて、企業別の質問はネットで探しましょう。

それでも落ちてしまった場合

転職の面接は、限られた席を多くの候補者と奪い合うものなので、不採用となることもあります。

残念ながら落ちてしまった際は、能力が足りなかった」または「企業文化が合わなかった」のどちらかです。

「能力が足りない場合」は、募集要件を再度確認して土台を再度積み上げる必要があります。

「企業文化が合わなかった場合」は、入社しても活躍できなかったとポジティブに捉え、他の企業を検討しましょう。

総合商社の面接対策をしたい方

転職面接お手伝いします

総合商社2社の経験を基に、有料にはなってしまいますが可能な限りお手伝いさせて頂きますので、ご希望の方はツイッター経由でDMください。

価格表
2,980円:実際に聞かれた総合商社の面接の質問と応答集(全20問)
3,980円:面接の質問と応答集の解説(60分)

特に応答集は、2社合わせて7回の面接を合格したものなので、参考になるかと思います。

\まさに問い合わせ希望の方はクリック/

まとめ

まとめます。

転職でキーになる部署は、「希望会社の人事です。

そして「希望会社の人事」は人選ミスを避けるため、信用の出来る転職エージェントや従業員の情報を重んじる傾向があります。

そのため、転職面接の準備は以下の3つを必ずトライするようにしましょう。

転職面接の準備方法3つ

・希望業界に強い転職エージェントに登録しサポーターになってもらう
・希望会社の人事とダイレクトつながる
・希望会社で働いている人とつながる

このうち1つでも達成できれば、転職面接が上手くいく可能性は大きく高まります。

記事は以上です。

この記事を書いた人

▶大手グローバル企業で入社3年目に海外駐在に選抜され5カ国7年超駐在し、新興国で挑戦し続ける▶一刻も早く海外に出るため、英検1級/TOIEC 925を含む資格を11個取得。世界トップランカーのieビジネススクールでEMBA取得▶6年で3回昇格しマネジメントへ。マーケティング部長として多国籍チームを率いる▶グローバルで活躍する日本人を増やすため、グローバル人材育成プログラムGlobal BootCampを開発・主催。

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