【まとめ】商社|海外業務・語学研修・大学院派遣制度がある会社16選(20代で海外へ)

海外勤務ができる会社
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こんにちは!南アフリカの自動車マーケッター x MBAホルダーのマサ (@mappyinME) です。

20代で海外に出たいと思っているのだけど、入社早々海外に行ける会社はありますか?

あります。

この記事では、総合商社・専門商社の海外研修制度(業務・語学・大学院派遣)を独自調査のうえまとめたものです。

他業界を調べた中でも、商社はダントツで海外の研修制度が充実しています。

早いうちに海外に行くなら、総合商社が一番おススメです。

僕自身、海外研修制度を利用して入社3年目から海外へ派遣されています。2年の研修後、そのまま駐在員となり合計4年半ほど勤務しました。

※注:研修制度は日々変化していますので、必ず企業のホームページを確認しましょう。当サイトでは、最新情報を更新するよう努めていますが、内容への責任を負いかねますので、ご了解の程よろしくお願いいたします。

【まとめ】商社|海外業務・語学研修・大学院派遣制度がある会社16選(20代で海外へ)

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【まとめ】海外業務研修|語学研修|大学院派遣制度がある総合商社・専門商社一覧

先ずは、調査企業のサマリをご覧ください。

興味がある企業があれば、目次のリンクから直接飛ぶことができます。

なお、ツイートでもいくつか各企業の実態のコメントを頂いているので、ご参考までに

総合商社8社

三菱商事と豊田通商は、原則入社8年目以内に海外勤務をする機会を与えるとしており、ほぼ確実に海外勤務へ派遣される会社です。

一方、研修制度が最も充実しているのは住友商事、三井物産の2社で、若手・中堅への業務研修・語学研修・大学院派遣制度の3つが揃っています。

双日は、入社2~5年目の従業員への海外トレーニー制度があり、比較的早い時期に海外へ行く機会がつかめる可能性が高いです。

①三菱商事

・充実度:★★★★★
・海外業務研修:
・語学研修:
・大学院派遣制度:(ビジネススクール)

原則8年目までに、全職員に研修制度を積ませるという方針を打ち出しています。

プログラムは3つあり、直近ではアジアが最も多く、次いで米国となっています。

✅グローバル研修生(~6カ月)
海外拠点や海外事業投資先等、日本とは異なる環境で実務研修経験を積むことによりビジネスパーソンとしての更なる成長を図るものです。環境に溶け込み、派遣国をよりよく知るために、派遣前・派遣期間中は、派遣先公用語も学習することとしています。

✅グローバル研修生(1.5 ~ 2.0年)
事業のグローバル化が進む中、各国・地域に根差した事業を展開するには、ビジネススキルのみならず、その国や地域を深く知ることが重要です。言語の習得をはじめ、当該国・地域の知見を深めるため、インドネシア、タイ、ブラジル、ロシア、メキシコ等、様々な国で1年半~2年間の語学研修・実務研修を実施しています。

✅グローバル研修生(ビジネススクール)
最新の経営管理手法や幅広い問題解決能力を持つ人材の育成のため、欧米やアジアのビジネススクールへ研修生を派遣しています。派遣後は学んだ知識・スキルを活かして事業投資先の経営に携わるなど、様々な場所で活躍しています。

②住友商事

・充実度:★★★★★
・海外業務研修:
・語学研修:
・大学院派遣制度:(ビジネススクール)

若手基幹職を対象に、海外業務研修プログラムは4つあります。

海外に研修生としてきている方と接している限りですが、20台半ば~後半の方が多く派遣されていると推測されます。

毎年100人以上派遣されているため、参加出来る可能性は高いと言えるでしょう。

✅トレイニー(1.5年~2年)
✅語学研修&業務研修(2年)
✅グローバルインターン(1年)
✅留学生(1年~2年)

詳細の解説は、以下の表をご覧ください。

③三井物産

・充実度:★★★★★
・海外業務研修:
・語学研修:
・大学院派遣制度:(ビジネススクール)

2023年は、23か国に延べ103名を派遣しています。

合計6つの若手・中堅・管理職とそれぞれに海外派遣制度があるため、他の商社と比較してもかなり充実していると言えます。

✅若手向け(1年間)
・海外修行生(語学研修)
・海外業務研修(業務)
✅中堅向け(~2年)
・ビジネススクール派遣
・業務職海外研修員
・業務職部門研修員
✅管理職向け
・短期Executive Education(欧米ビジネススクール)

海外に行ける可能性は高いですが、中途採用の知人で海外に行けずに三井物産でのキャリアを終えた方もいます。

④伊藤忠商事

・充実度:★★☆☆☆
・海外業務研修:無
・語学研修:
・大学院派遣制度:(短期ビジネススクール)

伊藤忠商事は、ホームページを見る限りは、海外研修制度は他の総合商社ほど充実していません。

実施されているプログラムも、コロナ禍で中止になったり派遣人数が減少傾向であるため、海外に行くのであれば駐在を狙うことになります。

✅短期ビジネススクール派遣
✅若手短期中国語、特殊語学派遣

⑤丸紅

・充実度:★★☆☆☆
・海外業務研修:
・語学研修:n.a
・大学院派遣制度:n.a

残念ながら、海外業務研修の情報がホームページに掲載がありませんでした。

過去、丸紅の語学研修生と共にある国で語学を修得していたことがあるため、研修制度自体は存在するものと推察されます。

⑥双日

・充実度:★★★★☆
・海外業務研修:
・語学研修:
・大学院派遣制度:(ビジネススクール)

双日では、若手に優しい海外研修制度を設けていると言えます。

特徴的なのは、海外トレーニー制度に参加する従業員を対象に「語学オプション」という制度を設けています。

この制度では、現地で使用する英語以外の外国語を、3カ月間業務をせずに集中して学ぶか、6か月間業務と両立しながら学ぶかを選ぶことができます。

なお短期トレーニーは、2~5年目の従業員を対象としているため、早く海外で仕事したい方にとっては素晴らしい制度ですね。

✅長期トレーニー(~1年)
✅短期トレーニー(~6カ月)
✅MBA研修(1~2年)
参考:双日ホームページ「トレーニー制度

⑦豊田通商

・充実度:★★★☆☆
・海外業務研修:
・語学研修:
・大学院派遣制度:無

豊田通商では、入社後8年以内に全員が海外で働く経験を得られるようにしており、比較的早い段階で、海外で仕事をする機会を得ることが出来ます。

そのため、海外研修制度はあまり充実しているとは言えません。

用意している海外研修は「語学研修制度で、一定期間、現地の大学又は語学学校にて第2外国語(中国語・フランス語・ポルトガル語・スペイン語・ロシア語など)の修得を行います。

その後、場合によっては海外拠点で実習を行う可能性もあります。

参考精度:豊田通商ホームページ「人材育成制度

⑧兼松商事

・充実度:★★☆☆☆
・海外業務研修:
・語学研修:無
・大学院派遣制度:無

兼松商事では、部門推薦を受けた2年~5年目の若手従業員に向けて、毎年15~20名程度を海外研修に送り出しています。

実習期間は3~6カ月で、実習先は以下の通りとなっています。(2023年3月時点)

・米国、ブラジル
・中国
・ドイツ、イタリア
・インドネシア、タイ、ベトナム、ミャンマー、韓国

実習内容は、①所属部・部門に関わる実務、②拠点運営サポート業務、③実習レポート、この3つとなっています。

参考:兼松商事「研修制度

専門商社8社

メタルワン、日鉄物産、伊藤忠丸紅鉄鋼の3社が、入社してすぐに海外への数時間の海外研修を実施しており、総合職は必ず海外へ行ける制度となっています。

JFE商事は、入社8年以内の海外渡航を推進しています。

研修コンテンツが最も充実しているのが伊藤忠丸紅鉄鋼・阪和興業で、語学研修・海外業務研修・大学院派遣制度(阪和興業のみ)に年単位で派遣してくれます。

⑨メタルワン(鉄鋼)

・充実度:★★☆☆☆
・海外業務研修:
・語学研修:無
・大学院派遣制度:無

メタルワンは「100%海外に行きます」と謳っており、ビジネス職全員が「新人海外研修」で海外事業投資先や海外拠点に赴き、海外での働き方や環境を見学する内容となっています。

更にトレーニー制度では、入社4~5年目の従業員を対象に、6カ月~1年間海外の拠点や事業投資先に派遣し、勤務することが出来ます。

✅新人海外研修:海外拠点・海外事業投資先の見学
✅トレーニー制度:6カ月~1年間海外の拠点や事業投資先に派遣
参考:メタルワン「海外で挑戦したいあなたへ

⑩日鉄物産(鉄鋼)

・充実度:★★★☆☆
・海外業務研修:
・語学研修:
・大学院派遣制度:無

日鉄物産では、新入社員の総合職が全員海外へ、短期研修へ行きます。

それ以外には、短期海外英語留学や海外チャレンジ制度があり、特に後者は、語学留学と実務研修で2年間海外へ派遣されます。

入社したら是非狙いたいプログラムですね。

派遣国実績(2023年3月時点)
・アメリカ、メキシコ、ブラジル
・中国、香港
・タイ、ベトナム
・フランス、オーストラリア
参考:日鉄物産ホームページ「人材育成

⑪伊藤忠丸紅鉄鋼(鉄鋼)

・充実度:★★★★☆
・海外業務研修:
・語学研修:
・大学院派遣制度:無

伊藤忠丸紅鉄鋼も、入社1年目の新入社員全員を海外へ数日間派遣し、現場見学を実施しています。

海外研修では、1~2年間ほどの派遣期間となっており、場合によっては語学留学1年もう1年を実務研修という形をとることがあります。

以下は、伊藤忠丸紅鉄鋼が示すキャリアパスの具体例ですが、早ければ入社3年~5年目に海外へ1~2年ほど渡航できるですね。

素晴らしい仕組みです。

参考:伊藤忠丸紅鉄鋼「グローバル人材教育についての取り組み

⑫JFE商事(鉄鋼)

・充実度:★★☆☆☆
・海外業務研修:
・語学研修:
・大学院派遣制度:無

JFE商事では、原則として入社8年目以内での海外赴任を推進しています。

オフィシャルサイトに制度の紹介はありませんが、JFE商事で海外実務研修に行かれた方がビズリーチで紹介されていたので、プロフィールを紹介します。

Aさんの例
・期間:2年間
・開始:入社2年目
・場所:台湾
・内容:6カ月の語学留学、1.5年の業務研修

⑬阪和興業(鉄鋼)

・充実度:★★★★☆
・海外業務研修:
・語学研修:
・大学院派遣制度:

阪和興業では、ウェブサイトによると、海外赴任比率は15%ほどとなっており、総合商社とほぼ同じ水準となっています。

入社5~10年目の従業員を対象に、以下の3つの海外研修制度を用意しているのも特徴です。

海外駐在、海外研修制度と充実しているため、希望すれば高い確率で海外勤務を勝ち取れるでしょう。

✅海外トレーニー制度
✅海外語学留学制度
✅MBA制度

⑭興和(繊維など)

・充実度:★★☆☆☆
・海外業務研修:無
・語学研修:
・大学院派遣制度:無

興和では、海外語学研修制度があり、約1年間業務から離れて海外に派遣する制度で、将来は海外駐在を目指してもらうためのプログラムです。

他のサイトを見ても、海外業務研修制度はなさそうです。

⑮長瀬産業(化学)

・充実度:★★☆☆☆
・海外業務研修:
・語学研修:無
・大学院派遣制度:無

長瀬産業では、海外ビジネス実務研修制度」が存在し、6カ月の海外現地法人での就業体験をすることができます。

大学院制度は、国内ビジネススクールに派遣する制度は存在しますが、海外のビジネススクール派遣はありません。

⑯岩谷産業(エネルギー)

・充実度:★★☆☆☆
・海外業務研修:
・語学研修:無
・大学院派遣制度:無

岩谷産業では、グローバル人材としての素養を高めるため、海外インターンへの社員派遣や選抜型でのグローバルリーダー研修(下の写真)を実施しています。

海外研修制度ではないですが、海外大学から受け入れたインターン生と共に、商品拡販プロジェクトを実施するなど、多様な人材と仕事をする機会もあります。

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海外研修制度が充実している他業界の情報を見る

以下の記事で、他業界の海外研修制度をまとめていますので、興味がある方はご覧ください。

\他業界の海外研修制度をまとめた記事はこちら

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記事は以上です。

この記事を書いた人

▶大手グローバル企業で入社3年目に海外駐在に選抜され5カ国7年超駐在し、新興国で挑戦し続ける▶一刻も早く海外に出るため、英検1級/TOIEC 925を含む資格を11個取得。世界トップランカーのieビジネススクールでEMBA取得▶6年で3回昇格しマネジメントへ。マーケティング部長として多国籍チームを率いる▶グローバルで活躍する日本人を増やすため、グローバル人材育成プログラムGlobal BootCampを開発・主催。

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