こんにちは!南アフリカの自動車マーケッター x 海外MBAホルダーのマサ (@mappyinME) です。
海外MBAを検討するとき、こんな悩みが頭をよぎりますよね。
「いま海外MBAを頑張っているけど、うまくグループ会議で貢献ができないから悩む」
先日、以下のツイートをしました。
EMBAの卒業目前に振り返り。
「海外MBAで求められる要素」、考えてまとめてみました😶– 専門性が高い
– 説明が論理的
– 自分の判断軸を持ち議論が出来る
– 多様性を楽しむ姿勢
– 結果にコミット判断軸を持ち積極的に主張を発信しつつ人の話も聴ける人は、周りから抜群の信頼を得ている気がします😃
— まさ@海外キャリアのススメ (@mappyinME) November 8, 2021
振り返ってみると、日本人でも外国人でも、MBAを卒業してそれなりの成績を修めていった人には特徴があるんです。
今回のテーマでは、
「海外MBAで求められる素養5つ」で、優秀な成績を出す人はどのような素養を持ち発揮しているのか、考察を纏めました。
私自身、優秀で魅力的な同級生のやっていることを勉強や仕事で応用してみたら、上司や周りから信頼を得る事が出来て(たぶん)昇格をすることが出来ました。
それでは解説していきます。
海外MBAで求められる素養5つ(仕事でもメリットあり)
基礎編:海外MBAで求められる素養5つ
先に素養5つをまとめますね。
専門性がある
説明が論理的
自分の軸を持ち議論が出来る
多様性を楽しむ姿勢
結果にコミット
1つずつ、理由をあげて説明していきますね!
専門性がある
これは得意分野の事です。
先ず当たり前のことですが、自分の得意分野が明確だとグループワークや授業で貢献できます。
貢献するとグループメンバーからの信用を獲得できます。
例えば私は、中小企業診断士の学習を過去にしていたことがあったのと簿記2級を取得しており、財務会計は多少の知見があります。
グループの他のメンバーは財務会計がとても苦手なため、僕はグループ内ではCFO扱いです。笑
(本業はマーケティングです)
何がいいって言うと、財務会計のお陰で他のグループのメンバーと仲良くなったり、グループメンバーが別の科目でサポートしてくれるので生活が楽になります。
結果、専門分野だけでなく他の科目に時間を割くことができ、それなりの成績を確保する事ができる、という訳です。
これ、かなり重要です。
ただ、得意分野がなくて苦労している様子の人がクラスに2~3割はいます。
✓得意分野なんてない、という人へ
自分には得意分野なんてない、と思うかもしれませんが、気付いていないだけで絶対にあります。もしくは作れます。
得意分野は相対的なものなので、相手より得意であればいいんです。
つまり得意でなくても、苦手意識がない科目=“これならできそうだ”と思う科目のグループワークで積極的にリーダーを行い、その分野で貢献し続けるだけでOKです。
周りが、その科目があなたの得意分野=専門に認定してくれます。
時には自分の得意ごとである必要ないんです。
1人、ネットワークが広くデザイナーの知り合いがいる方は、チーフデザイナーとなっています。笑
説明が論理的
MBAは議論が多いです。
クラスの6~7割は、沢山話します。
グループメンバーを自分の行きたい方向に動かしている人は、説明が論理的です。
1つポイントなのが、論理的なだけでなく、根拠が凄くしっかりしてます。地に足がついている。
例えば、
- プレゼンのパワポ、授業のガイドによるとappendixと目次も入れて15枚となっているね。文章構成も指定があるから、それを確認した上で分担を決めよう(事実に基づき論理的)
後者の方が、圧倒的に信頼できますよね。
そうです。
論理的な説明にはインプットが100%、間違いなく必須です。積極的にインプットしていきましょう。
根拠がなくなんとなく話している人は議論がフワっとして、聞いている方の納得感がなく誰も動きませんので注意しましょう。
自分の軸を持ち議論が出来る
グループで話を勧めるとき、時々、情報感度が高かったり分析は優れているのに、問題提起に終始する人っていませんか?
例えば、
確かに有難いのですが、じゃあ誰がリードするの?とか、いつまでに誰が何をやるの?という、少し言いにくいところは触れずに人任せです。
提案しようにも、自分の判断軸が定まっていないのです。
例えば、問題に加えて、平等性を重んじる人であれば、まだリーダーを担当していない人を推薦してみたり、効率性重視の人は得意な人をリーダーに推薦すればどうでしょうか。
皆が同意するかどうかは別として、議論が出来ますよね。
問題提起に終始すると、信用を得られず誰からも相談されなかったり苦労するので、意識しましょう。
多様性を楽しむ姿勢
海外のビジネススクールにはいろんな人がいます。
宗教軸だと、ムスリム、クリスチャンなど。国籍だと、アフリカ人、欧米人、日本人、本当に多様で、それぞれ価値観や生活習慣が異なります。
必要なのは、それらの違いに興味を持ち、認める事です。
自分に置き換えてみると分かりやすいですが、例えば、
なんて言われたら、腹立ちませんか?
逆に日本人が、
という発言をすると、信頼をなくすとともに嫌われます。
上のように、自分の価値観で相手を判断するのはやめましょう。
せめて、口に出すのはNGです。
“ムスリムの人はなんで5回もお祈りするんだろう?”と興味を持って接するだけで、相手と円滑なコミュニケーションが可能です。
結果にコミット
これを出来ている人は、50%くらいです。
私も、恥ずかしながら出来ない事は多々ありました。
ただ言った事をしっかりやり続ける人は、絶大な信頼を得られます。
言動が一致しているだけで、その人の発言には説得力?強制力?が宿り、人を動かすことが出来ます。
【まとめ】素養5つがもたらすメリット
つまり大学と一緒でグループでの活動が多いため、知識を身に付けて秀才になるのも大事ですが、それ以上にクラスメートからの信頼を得る方がより大事です。
学んだ知識を風化していきますが、MBAで得た友人は一生残ります。
Twitterでもつぶやきましたが、成績の5割くらいはグループワークですから。(授業への参加の半分はグループワーク)
更に大事なポイントで、既にお気づきかもしれませんが、これは海外と関わる業務をする方、全く文化が異なる部署の方と仕事をする際にも利用できることが大きなメリットです。
参考:
深堀りしたい方は、以下の本をご参考に。
MBAではないですが、外国人と働いて結果を出す人の条件を詳しく解説しており、外国人と関わる全ての人におススメした本です。
実践編:今日、先ず一つ変わろう
人はいきなり変われない、こつこつと
「そんなの直ぐに身に付けられないよ!」という声が聞こえてきます。
そうです、このような思考をいきなり身に付けるのは相当難しいです。
なので、身近なところからコツコツと積み上げて習慣化していくしかありません。
✓身近な例から初めてみよう
少し疲れてても、今日は奥さん(旦那さん)の相談事をちゃんと聞いてみて、“へー、そんな考え方もあるんだ”と理解しようと努めてみましょう。
相談に対して、自分の軸で考えた上で意見を共有して、2人で話し合って決めてみるだけでよい訓練になります。
応用編だと、いつも仕事を押し付けている会社の部下に対して、提案に対する意見を求めてみたり、議論するのも一つです。
字で見ると簡単ですが、これだけでも、実践するのはかなりエネルギーがいると思います。
もちろん安易に妥協、迎合する必要ななく、自分の主張は必要以上に曲げない事も重要です。
心理学者のウィリアム・ジェイムズの言葉です。
自分の心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる”
他人は変えられない、変えられるのは自分だけです。
成長したければ、先ずは自分が変わりましょう!
別の著者ですが、ウィリアム・ジェイムスとエッセンスは同じなのでご興味があれば。
✓成長するには、新しい事を試してみる必要がある
MBA修得の目標の一つに、人間やいち社会人としての成長を目標にしている方も多いですね。
成長とは、今までのやり方から抜け出し、新しいものを身に付けて視野を広げる事です。
そのためにが、今までのやり方を一度捨て、MBAで求められる新しいマインドセットに挑戦し、身に付けるための努力や試行錯誤をしてみてください。
実践して不要だと思ったら捨てればよいですが、行動してみないことには、不要かどうかも判断できません。
例え失敗しても、失敗する思考、行動を一つ学べただけで大収穫ですよ!
さいごに
MBAだけでなく自己成長が出来て、仕事にも使えてみんなハッピーになれます。
是非、挑戦してみてください。
記事は以上です。
MBA関連記事を書いているので、もしよければどうぞ。
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