【実際どうなの?】MBA取得に必要な勉強時間は1,000時間から

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こんにちは!南アフリカの自動車マーケッター x 海外MBAホルダーのマサ (@mappyinME) です。

MBAを検討する際に、学習時間ってどのくらいなんだろう?一週間どれくらい勉強する必要があるの?

私も過去にMBAを修得したいと漠然と考えていたものの、「実際どんな生活ペースになるのだろう?」と想像が出来ないことから学校に行く決心がつかず、悶々としながら約10年の歳月を過ごしました

幸運なことに、私の所属する会社派遣でグロービズさんでの一週間の集中研修、まさにMBAのミニ演習に参加する機会を得たため、MBA修得のイメージが持つことができたため、決心することができました。

この記事は、仕事両立しながらMBA修得を考えているものの、勉強時間や生活ペースが想像できずに一歩が踏み出せない方に向けて、実体験を踏まえながらお届けいたします。

それでは、見ていきましょう。

【実際どうなの?】MBA取得に必要な勉強時間は1,000時間から

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MBAの勉強時間を他の資格と比較

先ず、MBAの立ち位置を確認しましょう。

以下、資格学校のウェブサイトから集めた資格取得までのおおよその学習時間です。

 

ご覧の通り、MBAは仕業資格取得に匹敵する学習時間を要します。

比較すると分かりやすいね!

私自身、資格学校に通いながら中小企業診断士取得を目指していたことがあるのですが(一次試験は合格しました)、1年弱で一次合格、二次試験へ挑戦することが出来たので、体感的にもこの学習時間はしっくりきます。

なお、MBA修得までの学習時間を1,000時間以上としているのは、カリキュラムや取得単位の下限を考慮すると、1,000時間を下回ることはほぼないためです。

では、実際に私が卒業までにどのくらい勉強してきたのか解説します。

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実際にMBAに使った勉強時間は?

さて、私がie Business SchoolのオンラインEMBA修得までに要した(見込み含む)学習時間は、ずばり約1,400時間です。
下のグラフは月別の勉強時間です。入学以来、毎日勉強時間をアプリに入力してきた甲斐がありました。

 

単位:時間

筆者の勉強記録を基に作成

もう少し分かりやすく言うと。。。

必要な学習時間
・15か月で約1,400時間
・1か月で約100時間
・1週間で約25時間
・平日に2-3時間、休日に4-5時間

いかがでしょうか?

業務で月に100時間残業すると考えてみてください。かなり大変です。
36協定でも月60時間の残業をさせたら50%の割増賃金が支払われます。それだけ過酷だからです。それを超えます。

少し悪いことを書きましたが、後ほど説明しますが、こちらは休日の勉強も含めているので、実際は睡眠時間や多少の自由時間も確保できますのでご安心を*。
*仕事の業務量による

ご参考までに、僕の受講したオンラインEMBAプログラムでは、基本的に2科目が同時並行で進んでいきます。(例:Corporate Finance、Supply Chain Management)

実際のカリキュラムを知りたい方は、以下の記事にまとめて書いておりますので参考までに。

働きながら学ぶ海外オンラインMBAの学習内容は? (カリキュラムの実例を公開)
【実例公開】MBAで何を学べるのか。MBA修得を目指そうと思ったとき、実際にどんな科目をどのように学ぶのだろう?と気になったことはありませんか?この記事では、欧州世界ランカーEMBAのカリキュラムの事例を公開し、事前になんの準備を行うべきか詳しく解説します。これを読めばMBA修得に向けて準備万端です。

何度も書きますが、上はオンラインMBA修得で業務をしながらのケースです。

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MBA取得まで:1週間のスケジュール

それでは次に、もう少し細かく見ていきましょう。
一週間はどのように過ぎていくのでしょうか?私の典型的な一週間は以下の通りです。


筆者の勉強記録を基に作成

少し意外かもしれませんが、平日は少なくとも6~7時間、休日は8時間の睡眠時間は確保が出来ています。

ただ業務多忙、学校の課題が集中している際は睡眠を削られるケースもありますが、15か月で10回もなかったです。

但し、結婚されている方、子供のいらっしゃる方は、オフ及び睡眠時間を削られる可能性がありますので、ご考慮ください。

MBAを始める前の準備3つ

MBA準備1:家族の理解を得る

ご家族がいらっしゃる場合は、上のスケジュール表や学習時間を基に計画を立てて、奥さん・旦那さんに事前に相談して納得してもらうのが良いです。

少し大げさに言っておくと、あとから揉めずに済みますが、MBA修得自体反対される可能性もあります。

MBA準備2:上司の理解を得る

こちらは大変勇気がいりますが、周知しておかないと自身が苦労をします

私の場合は、入学の際に必要な推薦状の依頼を、ビジネススクールに通う意思がある事とともに、直属の上司に記載を依頼しました。

上司も人間なので、ビジネススクールに通うことが決まってから話をされると、「後から言うなよ・・」と気分を害してしまう可能性があります。

日本人は、世界でもトップクラスのリスク回避を指向する国民性ですからね・・・悪いサプライズは嫌がられます。

最悪、仕事に影響を及ぼす重要な決定事項をタイムリーにシェアできない人と思われ、信用を無くす可能性もあります

それを防ぐために一つの方法として、推薦状の依頼という名目でMBA修得の意思がある事を事前に周知しておくと後々楽です。

学校が決まってから言うよりも、推薦状の依頼をするという名目があると、心理的ハードルが遥かに下がります。

MBA準備3:事前学習(特に財務会計)のススメ

財務会計はどの学校でも必修科目であり、事前学習はマストです。
事前学習することでMBA期間中の財務会計の学習時間を減らすことができるため、無理をしないためかなり大事です。

財務会計は理解にとても時間がかかります。
MBA期間中のゼロからの学習は、正直言ってかなり難易度が高いです。理由は、基礎的な知識がある前提で授業は進んでいくため、ついていけない場合は追加自習を余儀なくされることになります。

苦労しすぎて、財務会計を苦にMBAを辞めようとしている人もいました。

なので、簿記の学習を強くお勧めします。2級の取得に財務諸表関連の本がお勧めですが、2級ではMBAでは必須ではない工業簿記も入ってきてしまうので、時間がない方は3級+財務諸表関連の本1~2冊を読むのでもよいと思います。

目安として、以下が出来る方は問題ないかと思います。(少なくともie Business school EMBAはOKです)

・仕訳の基礎(貸方、借り方)
・P/L, B/S、キャッシュフロー計算書の読み方
・財務分析の基礎(流動性、安全性、収益性分析、等)
・NPV計算(CAPMを含むWACCの計算方法)

「財務会計ってカリキュラムにどれくらい組み込まれているの?」と疑問に思う方や、簿記を自習される方は以下の記事で紹介しているのでご参考までに。

働きながら学ぶ海外オンラインMBAの学習内容は? (カリキュラムの実例を公開)
【実例公開】MBAで何を学べるのか。MBA修得を目指そうと思ったとき、実際にどんな科目をどのように学ぶのだろう?と気になったことはありませんか?この記事では、欧州世界ランカーEMBAのカリキュラムの事例を公開し、事前になんの準備を行うべきか詳しく解説します。これを読めばMBA修得に向けて準備万端です。
【必読】海外MBAの準備で必ずやるべきこと2つと理由を丁寧に解説(実体験)
MBA前にやっておかないと苦労することを知りたくないですか?欧州の世界トップランカー校でEMBAを修得した僕が、MBA・EMBAが始まる前に知っていたら有利であったことについて、実際の授業のカリキュラムを基に説明します。準備方法も具体的に解説しているので必見です。

もう一度言います。財務会計は事前にやっていきましょう

MBAをもう少し詳しく知りたい人へおススメの書籍

「MBAというプログラムについて、メリットやベネフィット、取る必要があるのかどうかもっと詳しく知りたい」

そのような方に向けて、以下の記事にておススメの書籍を紹介しています。

学校決めに困っている方、ご家族や職場にてMBA修得の理解を得る必要がある方には、大きな味方になってくれますので、もしよければどうぞ。

【必読書】海外MBA おススメの本を4冊と合格体験記を紹介(海外MBA取得志望者向け)
MBAの学校を決める前に読むべき書籍を知りたくないですか?欧州の世界トップランカー校のEMBAを修得した僕が、学校選びの際に読んだ有用書籍4選と、世界トップ校のタイムリーな情報を提供している有用サイト(日本語)も紹介します。MBAの学校をこれから決める方、もしくは決まっている方、必見です。

さいごに

いかがでしたか?

結論ですが、MBAを取得するときには、プライベート、仕事、勉強(の質)、のどれかを犠牲にする必要があると言われています。

MBA修得は、金銭的にも時間的にも大きな投資となりますが、大学院卒という肩書だけでなく、転職や昇格による収入アップの可能性や、経営学修士号を修めたという自信にもなるため、是非ご検討ください。

 

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この記事を書いた人

▶大手グローバル企業で入社3年目に海外駐在に選抜され5カ国7年超駐在し、新興国で挑戦し続ける▶一刻も早く海外に出るため、英検1級/TOIEC 925を含む資格を11個取得。世界トップランカーのieビジネススクールでEMBA取得▶6年で3回昇格しマネジメントへ。マーケティング部長として多国籍チームを率いる▶グローバルで活躍する日本人を増やすため、グローバル人材育成プログラムGlobal BootCampを開発・主催。

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