こんにちは!南アフリカの自動車マーケッター x MBAホルダーのマサ (@mappyinME) です。
・旅行だけでなく、ルワンダをもっと深く知りたい!
このような疑問に答えます。
僕は2021年4月から南アフリカに駐在し、アフリカ大陸全体の自動車マーケティング戦略を策定する仕事をしています。
それぞれの国々を知るため、自分の足で各国を訪問しながら、なるべく深く訪問国を知るようにしています。
今回は、キガリを訪問したら必ず訪問すべき観光地やアクティビティを厳選してお届けします。
【2024年最新】ルワンダ キガリで絶対訪問したい観光地11選とアクティビティ3選(体験談を聞ける)
- ルワンダはどんな国?
- おススメの観光地11選
- おススメの厳選アクティビティ3選(体験談を聞こう)
- 関連記事や旅行動画
ルワンダはどんな国?
1994年に当時の大統領暗殺を引き金に、3か月で80万人もの民間人の命が奪われた大虐殺が発生した国です。
現在でも多くの人がトラウマを抱えながら、必死に、国を立て直そうと努力している国です。
努力が実り、「アフリカのスイス」「アフリカのシンガポール」と呼ばれるくらい町は清潔で治安が良く、人気の観光地の地位を確立しました。
農業・林業・漁業がGDPの約25%を占め、コーヒーや茶が主要作物で、高品質な製品を世界中に輸出しています。
僕が訪問した時は、土曜日の朝、月1回の道路を住民がきれいにするクリーンアップ運動の日で、車はほとんど走っていませんでした。もちろん、街はきれいです。
加えドローンの国際会議が開かれたり、発展が著しい国です。
ただ、他のアフリカ諸国と同様、露店の出店が禁止されるも黙認されている一方で、ルワンダではそのようなインフォーマルセクターを厳しく取り締まっています。
理由は、ルワンダの「清潔で安全な国」という国際的なイメージを守ること、露店では盗品が売買されていることが多く、衛生や交通安全上望ましくないためです。
ルワンダ政府としては、インフォーマルセクターを認め日銭を稼ぐより、小規模ビジネスの立ち上げを支援することで、長期的な発展を目論んでいるというのも大きな理由の1つです。
おススメの観光地11選
キガリ虐殺祈念館(Kigali Genocide Memorial)
筆者撮影
所要時間:2時間
費用:無料(ガイドを付けるとRWF 10,000)
ルワンダに来たら、必ず訪れるべきところです。
館内では、大虐殺を生き延びた方が語るビデオや、当時の生々しい写真と共に、事件の背景を時系列に説明してくれています。
ルワンダではそもそも単一民族だったのですが、旧宗主国のベルギーが国を植民するにあたり、民族をツチ族とフツ族に分けたと言われています。
お互いに分断されるような仕組みを作ったため、民族間の確執が深まっていったことが、大虐殺の根本の原因です。
かなり生々しい写真や使用された武器などが展示されており刺激が強いため、無理しないようにしましょう。
出典:Visit Rwanda
写真と共に当時の背景の説明が。
空港からは30分程度で、市街地に位置します。
\キガリ虐殺祈念館までの地図はこちら/
(旧Presidential Palace)ルワンダ・アート・ミュージアム(Rwanda Art Museum)
筆者撮影
所要時間:1時間
費用:RWF 10,000
もともとツチ族とフツ族の分断がありましたが、当時のフツ族大統領を乗せた飛行機が1994年4月6日に撃墜され死亡した事が、大虐殺の引き金を引いてしまいました。
人口の約15%である約80万人のツチ族とフツ穏健派が殺害される悲劇となりました。
この施設は、大統領の邸宅をアートミュージアムに改装したもので、アートだけでなく大統領の生活も窺い知ることができます。
大統領が搭乗していた飛行機の破片が、撃ち落された後そのままこの扉の奥にそのまま残されています。
空港からキガリ市内とは逆方向に位置するため、出来れば到着後すぐに訪れたい所ですね。
\ルワンダ アート ミュージアムまでの地図はこちら/
オテル・デ ミル・コリーヌ(Hotel des Mille Collines)
出典:Trip.com
・所要時間:2~3時間(レストランかバーを利用する場合)
・費用:2万円(宿泊の場合)
1994年の大虐殺で1,000人以上の人をかくまって救ったというホテルで、最新の設備が施されているという訳ではないですが、歴史のある高級ホテルですね。
選択肢としては、約2万円で宿泊できるため可能であれば1泊することをおススメしますが、難しければレストランかバーでゆっくりしましょう。
City Viewの部屋からは、美しいキガリの風景を望むことが出来る。
なお、当時の支配人のポール・ルセサバギナさんは、「テロ行為」の疑いで逮捕されてしまっています。
なお、宿泊したい方は、こちらでどうぞ。
\オテル デ ミル コリーヌまでの地図はこちら/
イネマ・アートセンター(Inema Arts Center)
筆者撮影
・所要時間:45分
・費用:無料
こちらは、館内にはアートが、外にもカラフルな作品が展示されています。
ルワンダは、「イミゴンゴ」というアートが有名で、館内では多くの傑出した作品を観ることができます。
市内にあるので、他の観光地に立ち寄るついでに訪問してみましょう。
\イネマ アートセンターの地図はこちら/
ニヨ・アートギャラリー(Niyo Art Gallery)
出典:Google Map
・所要時間:45分
・費用:N.A
こちらもカラフルなアートギャラリーです。
インスタ映えするスポットでもあるので、ぜひ訪問してみましょう。
\ニヨ アートギャラリーの地図はこちら/
キガリ国際展示場(Kigali Convention Center)
筆者撮影
・所要時間:10分
・費用:無料
Radisson Bluホテルに併設されている国際展示場です。
セキュリティが厳しいため、敷地内に降りて写真撮影はNGでしたが、車で走りながら写真の撮影はOKでした。
恐らく交渉次第と思われるので、どうしても車から降りたい場合はお願いしてみましょう。
ルワンダ国旗色に装飾されたカラフルな展示場がきれいなので、夕方以降に訪問することをおススメします。
\キガリ国際展示場の地図はこちら/
キミロンコ市場 (Kimironko Market)
筆者撮影
・所要時間:45分
・費用:RWF 5,000(案内人へ)
こちらは地元の方が利用するマーケットで、初めてルワンダに訪問する観光客に向けてはあまりおススメできないかもしれません。(つまらないという訳ではないです)
理由は、観光客は即カモにされるため、勢いに負けて余計な買い物をさせられたり、出費を強いられる可能性がとても高いからです。
車で近づいた途端、信じられない勢いで囲まれて、マーケット内の案内を申し出てくる。半ば強制的に案内してもらうことになったが、中ではとても頼りになる存在。
\キミロンコ市場の地図はこちら/
ニャマタ教会(Nyamata Church)
出典:Google Map
・所要時間:30分
・費用:N.A
頭蓋骨や遺品などが生々しく展示されているため、訪問する際は注意しましょう。
心に強く刻み込むため、可能であれば訪問しましょう。
\ニャマタ教会の地図はこちら/
人気!コーヒーショップ3つ
・所要時間:1~2時間
・費用:RWF 5,000~10,000程度
ルワンダと言えばコーヒー、必ずカフェでコーヒーは飲んでいきましょう!
地元の方から観光客に愛されているコーヒーショップがいくつかあるので、ぜひ訪問してみてくださいね。
Question Coffee
筆者撮影
アジア人を含む現地在住者の方が通っている大人気のコーヒー屋さん。
店員さんも愛想がよく、テラスと店内の席があり落ち着いた時間を過ごすことが出来ます。
2022年9月現在、Google Mapを検索すると2か所出てきますが、Question Coffee Gishushuの1軒しか営業していません。
もう1軒は、訪問しましたが看板のみ存在していました。
\Question Coffee Gishushuの地図はこちら/
Burbon Coffee
出典:Google Map
空港や市内にいくつか店舗を持つBourbon Coffee。
キレイでコーヒーも美味しいのでおススメです。
Google Mapで近くのBourbon coffeeを検索して訪問してみてください。
Inzora Rooftop Café
出典:Google Map
ルーフトップのコーヒーショップ。
キガリの丘の上に位置しルーフトップから街を望むことができるため、最高の景色とコーヒーを楽しむことができます。
軽食も充実しているため、キガリの丘を観ながら、朝にコーヒーと朝食という組み合わせがベストですね。
\Inzora Rooftop Caféの地図はこちら/
おススメの厳選アクティビティ3選(体験談を聞こう)
ルワンダには、2021年10月現在で135名の日本人の方が在留しています。(参考:外務省「海外在留邦人数調査統計」)
そんな日本人の方々が提供されている短期・長期のアクティビティを紹介します。
現地で、日本人の方々の活動を見させて頂きながらお話を伺える貴重な機会です。
Mulindi Japan One Love Project(義肢製作のNGO)
出典:One love Projectより
1997年よりルワンダのキガリで義肢を製作されているNGOで、ルワンダの大虐殺で手足を失った方を中心に無償で提供しています。
義肢の製作所への訪問を受け入れており、ルワンダに30年ほど在住されている日本人のルダシングワ真美さんにご案内頂けます。(所要時間:1~2時間)
訪問日時は、以下の連絡先にて前広にご連絡の上、調整しましょう。
訪問時の寄付はOne Love Projectの活動資金となるため、忘れないようにしましょう!(参考:義足1本は$300~)
ちなみに製作所ではホテルやレストランも運営しています。
ホテルは日本人の方が運営しているので安全・安心、かつキガリの丘の上に位置するので、素晴らしい見晴らしを堪能することができますので、検討してみてはいかがでしょうか?
部屋の様子
広い窓からの景色、キガリを一望できる。
共用スペース。料理や勉強、宿泊者との交流が出来る。
訪問者の方々それぞれ個別に対応しているため、製作所やホテルの予約は以下の連絡先へ直接ご連絡ください。
\One Love Projectの地図はこちら/
START (スタディツアー)
出典:Africa Noteのホームページより
青年海外協力隊でルワンダでコミュニティ開発に従事されていたタケダノリヒロさんが提供するスタディツアー”START (Study Tour At Rwanda for Tomorrow)”です。
\START参加者の感想を知りたい方はこちら/
こちらは、5泊6日のスタディツアーで、ルワンダの隅から隅まで理解できるプログラムで、既に延べ100名以上の方が参加しています。
・農村訪問、ホームステイと家族と交流
・青年海外協力隊の任地訪問
・国際機関訪問
・ローカルマーケットの訪問
・虐殺祈念館の訪問と当事者の方のお話、など
参加費はUSD 1,000(2022年9月現在)と、個人旅行では得がたい経験を5日分全て提供してくれるツアーとしては、リーズナブルな価格と言えます。
START創設ストーリーですが、代表のタケダさんが「STARTは20歳の頃の自分に向けた事業」と語っています。
20歳は大学生、僕も学生の時は海外で住居を建築するスタディツアーに参加しましたが、当時このような活動がルワンダであれば、参加していたのに・・・と思うほど価値のある内容です。
STARTのプログラムの詳しい説明や、代表のタケダさんが運営しているNOTEの記事、Youtubeの動画は、以下のホームページから見る事ができます。
アフリカノオト STARTホームページはこちら(問い合わせや申し込み)
KISEKI (インターンシップ、ボランティア)
出典:KISEKIのホームページより
「地域のお母さんが笑顔で暮らせる社会を創る」をコンセプトに、起業家の山田耕平さんと、女将の美緒さんが立ち上げたルワンダのコミュニティに根付いている団体です。
KISEKIさんの特徴は、何と言ってもバリエーションの多さ。
なんと日本からオンラインでも参加可能なプログラムも存在します。
・1時間:シングルマザーの自宅訪問ツアー(1~2軒)、ダンス教室
・3時間:シングルマザーの自宅訪問ツアー(1~3軒とクッキング)
・日帰り~2泊:農村ツアー
・日帰り:水運び体験
・1週間:ボランティア
・~半年:インターン
・オンラインプログラム、ほか
語学力や海外渡航歴は不問ですが、特徴的なのは1週間のボランティアやインターンでは「自分自身でスケジュールを考えて取り組む」という方針です。
参加者みなさん1人1人の強みを活かしてコミュニティに貢献する、極めて実践的な活動となっており、年間100名以上の方が参加する人気プログラムです。
実際に、キガリで女将の美緒さんにお会いしましたが、バイタリティ溢れる面倒見のとても良い方で、ビジネスパーソンとして大きく成長できる体験をすることができること、間違いないでしょう。
\グッと!地球便でKISEKIさんが取り上げられた回/
なお「オンラインプログラム」も開催しており、月~金、オンラインでルワンダ人の方と、英語やルワンダ語でルワンダの文化などを語り合う内容となっています。
KISEKIのプログラムの詳細はこちら(問い合わせ)
関連記事や旅行動画
\海外旅行の準備に関する記事はこちら/
記事は以上です。