こんにちは!南アフリカの自動車マーケッター x MBAホルダーのマサ (@mappyinME) です。
・プレトリアとヨハネスブルグってどっちが良いの?
・治安が悪いと聞くけど、安全に暮らせるところはあるの?
この記事では、僕が南アフリカに駐在した経験上、日本人が安全・安心に暮らせるヨハネスブルグとプレトリアの地域を紹介します。
南アフリカに駐在するにあたり、住居を選ぶ際のポイントや実際にオススメのアパートも併せて解説します。
・ヨハネスブルグとプレトリアの住居の候補地
・南アフリカでの住居選びのポイント
それでは見ていきましょう。
【南アフリカ駐在】徹底比較!住むならヨハネスブルグとプレトリアのどちらか(家・住居のおススメも)
住むならどっち?ヨハネスブルグとプレトリア
【比較まとめ】ヨハネスブルグとプレトリア
先ずは以下のサマリですが、見ての通りヨハネスブルグの圧勝です。
ちなみに南アフリカの基礎知識ですが、外務省「海外在留邦人数調査統計(令和4年版)」によると、2021年10月時点で南アフリカに住む日本人の数は1,112人となっています。
そのうちの大半が、南アフリカの最大商業都市であるヨハネスブルグに住んでいます。(他のアジア人も同様)
そのため、ヨハネスブルグには、日本人だけでなくアジア関連のヒト・モノ・カネが集まりやすくなっています。
各都市の詳細は後の章で説明していますので、そちらをご覧ください。
南アフリカって治安が悪いと聞くけどどうなの?という方は、以下の記事がおススメです。
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優先順位を決める
ヨハネスブルグとプレトリア、どちらに住むかを決める場合は優先順位を決めましょう。
僕の場合は、「通勤時間が短いこと」、「最低限の買い物や食事が近くで出来ること」そして「近くにジムがあること」の3つでした。
僕はプレトリアに住んでいますが、最優先順位は通勤時間でした。MBA修得中だったため、通勤の無駄な時間は最低限に。徒歩圏内にジムやモールがあるので、最高の住環境です!
住居を決める際の注意点
住居は以下の4つで、必ず確認したいのが「ジェネレーターがついているか」。
南アフリカは、恒常的な電力不足となっており、散発的に計画停電(Load Sheddingという)を、無計画に実施しています。
特に夏と冬は、家庭や商業施設で空調を使用する季節なので、頻度が多くなります。
「停電はくらいの頻度?現在はどんな感じ?」という疑問をお持ちの方は、以下の記事を参考にしてください。
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加えて、アパートを契約するときの細かいアドバイスです。
家賃の金額を交渉する際は、「料金に何を含めるか」もキチンと確認しましょう。
代表例は、インターネット(Internet)・水道光熱費(Utility)・部屋の掃除(Room cleaning)の3つです。
全て家賃に含めると会社が負担してくれるため、自身の固定的な出費を抑えることが出来ます。(器の小さい人間ですいません)
それでは、各都市のメリットや実際におススメの住居を詳しく解説していきます。
ヨハネスブルグに住む場合
メリット4つ
ヨハネスブルグに住むメリットは以下の通りです。
・日本人が多く住んでいる
・日本食・アジアレストランや食材店が多い
・日本人会のイベントの開催地となる事が多い
・有事の際に協力し合える
やはり人が集まるところには、更にヒトが、カネが、モノが集まりますね。
特に日系企業の方々と仲良くなりたいという方に関しては、ヨハネスブルグがおススメです。
住んでいる所が近いと心理的な距離も近くなるため、あなたが独身であれば、飲み会や旅行に誘われたりする頻度も多くなるでしょう。
加え、南アフリカでは、コロナ中のロックダウンや大規模な略奪、デモ、強盗など色んな事が起こります。
有事の際には、お互い協力できるというのは大きなメリットですよね。
どんなレストランや食材店があるの?と疑問をお持ちの方は以下の記事をおススメします。
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おススメの地域・住居3つ
地域はサントンの一択ですね。
サントンは、ヨハネスブルグ中心で、アジア人も多く住んでおり、色々充実しているためです。
それでは、日系企業の駐在員が予算内で住める住居で、どんなところがあるか紹介していきます。
Central Square Sandton
おススメ度 ★★★★★
“Luxury Living”と全面に打ち出してる振興のアパートです。
2022年現在、日本人の方が多く移り住んでいるアパートメントで、高い階に住むと、家からの景色が最高にきれいです。
知り合ったフランス人の駐在員の方も、住居をこちらに決めたと言っていました。
・都心へのアクセス
・日本人が多く住んでいる
・ゴールドジムが利用できる
・ジェネレーター完備
詳しい連絡先などの情報は以下の通り。
Metlropolis on park
おススメ度 ★★★★★
Central Squareと並び、日本人がとても多いアパートメント。
目の前が公園となっているため、週末になると家族で遊んでいたり、キャッチボールなどを楽しむ人であふれています。
ホテル内や公園内にとてもオシャレなレストランがあるため、食事には困らないでしょう。
・都心へのアクセス
・日本人が多く住んでいる
・ジェネレーター完備
・家の隣が公園、おしゃれなレストランがある
詳しい連絡先などの情報は以下の通り。
The Regent MCC
おススメ度 ★★★★☆
かつて日本人が多く住んでいたアパートメント。
現在は減ってきているらしいが、それでも生活環境が整っているおススメの候補。
・都心へのアクセス
・日本人が多く住んでいる
・ジェネレーター完備(確認中)
詳しい連絡先などの情報は以下の通り。
プレトリアに住む場合
メリット2つ
プレトリアに住むメリットです。
・大使館が近い
・日本人コミュニティから離れているため自分の時間が持てる
プレトリアに住むメリットはさほど多くありません。
強いて言えば、日本人コミュニティから離れているため、「せっかく南アに来たのだから現地人とつるむんだ!」という人にとっては良いかもしれません。
ただし、プレトリアに来たからと言って仲良くできる訳ではなく、自分で友達は作らないといけないので、下手をするとただ孤独になるだけの可能性もあります。笑
もしくは僕のように、MBA修得のために日々勉強をしていて、通勤時間を最小限にして、日本人会の活動からはしばし遠ざかろうという人にも良いかもしれません。
よって、会社がプレトリアにあり通勤時間を短くしたいという人以外は、大きなメリットはありません。
おススメの地域・住居2つ
プレトリアに住む場合、中心地に住むというよりも、東プレトリア(Pretoria East)がおススメです。
南アでも、「東プレトリアに住んでいる」というと、比較的裕福な郊外の高級住宅地に住んでいるという位置づけで見られます。
加え、各国の大使館が存在するため、快適な住環境が整っているエリアが多いのが特徴です。
The Capital hotel apartment Trilogy
出典:The Capital hotel apartment Trilogyホームページより
南アフリカで有名なホテルチェーン”The Capital”シリーズです。
Menlyn Maineという東プレトリアに位置する新興地域のホテルアパートメントです。
個人的には、オフィスからも程近く、徒歩圏内にジム(サウナ付)、スーパー、カフェ、レストランがあり、かつ雰囲気が最高です。
通勤時間が短いだけでなく、デザインや街の雰囲気がとても気に入ったため、日本人がいないなどデメリットを全て無視し、こちらに決めました。
なお、Menlyn MaineやThe Capital Trilogyの生活風景がよくわかるYou tubeの動画もあるのでご参考にどうぞ。
・徒歩でモールに行ける(ジム、スタバ、ショッピングセンター、レストランあり)
・ルームクリーニングがついている
・ジェネレーター完備
・大使館が近い
詳しい連絡先などの情報は以下の通り。
Hazel Wood(地域)
出典:Sprudge
この写真は実際に行ったカフェですが、このようにオシャレなレストランやカフェが林立しており、土日はリア充な家族やカップルで賑わいます。
大使館が多く居を構えていることもあり、治安が良く生活環境は抜群です。
・徒歩で散歩できる地域がある
・大使館が近い
・日本人が若干数住んでいる
こちらのProperty 24に物件が色々あるのでご覧ください。
1つの例として、日本人の方が住んでいるアパートです。
ご家族におススメ!エステート4選
こちらは地理軸ではなく住居の種類ですが、家族帯同の方におススメのエステートを4つ紹介します。
エステートとは「集合住宅」のことで、敷地内に住宅やプール、テニスコート、スーパーマーケットなどが存在し、日常生活に必要なものが全て揃います。
一軒家が多いため1人で住むには少し寂しいところですが、ご家族で住むと、ご自身が仕事している間は家族がエステート内で買い物したり遊んだり出来るので、車でいちいち移動したりしなくて済みます。
治安が悪い南アフリカでは、選択肢の1つに入るでしょう。
なお契約や内見は、不動産会社を通じとなるため、自社で契約している不動産会社に相談するか、自身でインターネット上でメールを送ってみましょう。
・Esprit Estate(サントン)
・Waterfall Country Estate(ミッドランド)
・Kyalami Estates(ミッドランド)
・The Claridges of Sandton(サントン)
Esprit Estate(サントン)
日本人が多く住む集合住宅です。
残念ながら公式HPは見つかりませんでしたが、日本人も多いため、寂しさを感じることは少ないエステートとなっています。
地理的にも、ヨハネスブルグの中心地のサントンから近いため、不便を感じることは少ないところとなっています。
Waterfall Country Estate(ミッドランド)
こちらは、アフリカ最大のショッピングセンター「Mall of Africa」に隣接している集合住宅です。
周りに建物が多くないため、とても眺めがよく、かつショッピングセンターも近いため、生活するには抜群ですね。
Youtueの動画もあり、観ているだけでワクワクしてきますね・・。
Kyalami Estates(ミッドランド)
ミッドランドという地域にある集合住宅です。
ゴルフ場が近くにあるイメージですね。
The Claridges of Sandton(サントン)
出典:Property24
こちらも、サントンにある集合住宅で、常に日本人家族が複数住まれています。
少し奥まったところにあり閑静ですが、アジア食材店が集うRivoniaやショッピングモールからもアクセスが良いため、おススメです。
セキュリティもばっちりなので、安全です。
まとめ
まとめです。
日本人との接点が多く深い交流を持てるため、ヨハネスブルグのサントンに住むのがベストな選択だと考えます。
もし単身で住むのであれば、上で紹介したアパートメント。
ご家族帯同の場合は、エステート(集合住宅)も選択肢に挙がってくるでしょう。
ただし、会社がサントン付近にない場合は、通勤時間と住みやすさのどちらを取るか、ご自身の中で優先順位をはっきり決めましょう。
記事は以上です。