【必読】海外MBAの準備で必ずやるべきこと2つと理由を丁寧に解説(実体験)

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こんにちは!南アフリカの自動車マーケッター x 海外MBAホルダーのマサ (@mappyinME) です。

MBAは多くの時間とお金を投資するので、学びを最大化したいですよね。

そこでよく聞かれる質問です。

「MBAを取ろうと思っているけど、何を準備した方がよいだろう?良い成績も取りつつ、MBAの学びを効率的に最大化したいと思っています!」

先に結論を申し上げますと、「財務会計」です。

「会計(アカウンティング)」は簿記2~3級レベルが求められ「財務(ファイナンス)」はNPV計算による投資の評価を行うことになります。

この記事では、MBAの準備に必要なこと、準備方法に加えてその期間、スケジュールを解説していきます。

なおMBAでは何を学ぶのかより体系的に知りたい方は以下の記事をご参考にどうぞ。

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働きながら学ぶ海外オンラインMBAの学習内容は? (カリキュラムの実例を公開)
【実例公開】MBAで何を学べるのか。MBA修得を目指そうと思ったとき、実際にどんな科目をどのように学ぶのだろう?と気になったことはありませんか?この記事では、欧州世界ランカーEMBAのカリキュラムの事例を公開し、事前になんの準備を行うべきか詳しく解説します。これを読めばMBA修得に向けて準備万端です。

それでは見ていきましょう。

【必読】海外MBAの準備で必ずやるべきこと2つと理由を丁寧に解説(実体験)

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【結論】MBA前にやるべき準備2つ

MBA前にやっておくべきことは2つです。

MBA開始前にやるべき準備2つ1. 簿記3~2級の取得
2. MBA頻出の本の読了

それぞれ、なぜMBAで学ぶものをわざわざ準備しておく必要があるのかその理由、効率的に学習できる教材やスケジュールなどを説明、共有していこうと思います。

それでは見ていきましょう!

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準備①:簿記3~2級の取得

なぜ簿記が必要なの?

理由ですが、財務会計の授業がない経営学修士課程は存在しないからです。
もし存在しているとしたら、そのスクールでMBAを修得すること自体、考え直してください。

参考までに、私のEMBAでは財務会計関連の授業が5科目もありました

海外MBAで学んだ財務会計関連の授業一覧(5つ)

・財務会計の基礎
・財務レポートと分析
・財務の意思決定
・マネジメントコントロール(工業簿記)
・ファイナンス(NPVによる投資評価)

これら全て授業では既に知識がある事を前提に、グループプレゼンや個人レポート等のアプトプットが求められるため、事前知識は必須と言えます。

海外のMBAだと、これらを英語で学びます。
日本語で苦手意識がある科目を英語で学ぶのは、並大抵の苦労ではありません。

簿記3~2級の取り方


僕は3級も2級も独学で取得しました。

ただ実際に学習してみて簿記3級は独学で、2級は学校という方法が効率的でおススメですね

ユーキャンなどの自分で進めるタイプの講座もありますが、学校に通うメリットはペースを設定してくれるという所にあるのでおススメしません。理由は単純、続かないからです。(少なくとも僕は)

独学の勉強方法

それではスケジュールとおススメの教材(神教材)を紹介していきます。

簿記3級取得までどんなスケジュール?

必要な時間は約50~100時間と言われています。

そんなこと言われてもイメージ湧かないですよね?
なので、僕が取得した時の生活スケジュールを図にしてみました。

学習者のプロフィール

・対象:完全なる初心者
・期間:1か月
・トータル勉強時間:約85時間
・1日の勉強時間:約3時間
・結果:合格

黄色部分が現況時間ですが、毎日最低2時間の学習時間をこなす必要があり、なかなかタフですね。

ただある程度知識のベースがあり簿記に抵抗がない方は、半分程度の時間でも合格できると思います。

きつい方は期間を2か月、3か月にしても良いと思いますが、ただ継続はしてください

人の記憶は儚いもので、前日の記憶の70%、前々日分は90%忘れると言われています。

毎日復習、練習を行うことで記憶が定着していきます。

簿記3級の取得に導く神教材

独学で取得を目指す人全員に進めたい神教材。

基本的には2冊でオーケーで、1冊は教科書(スッキリシリーズ)、もう1冊は仕訳の練習本(みん欲し)です。
使用した教材で、以下の2冊の組み合わせが神なのでオススメします。

簿記3級:スッキリわかるシリーズ(テキスト)&みんなが欲しかったシリーズ(問題集)
オススメ度 ★★★★★
難易度 ★★★☆☆
独学可能度 ★★★★★
検定試験のホームページ:日本商工会議所
簿記試験の頻度:年3回(2月・6月・11月)



簿記2級取得までどんなスケジュール?


必要な時間は約100~200時間と言われています。

同じく僕が取得した時の生活スケジュールを図にしてみました。

学習者のプロフィール

・対象:簿記3級取得レベル
・期間:3か月
・勉強時間:約150時間
・1日の勉強時間:約2時間
・結果:合格

 

黄色部分が現況時間ですが、毎日2時間ですが、金曜はオフ、土日の負担も3級を1カ月で取得するペースと比べたら少し余裕があります。

正直に、3か月も継続するには詰め込み過ぎない事も重要で、週末に長く勉強する代わりに、金曜日は完全オフにしてメリハリをつけていました。

中長期で継続するには無理のないように

簿記2級の取得に導く神教材

簿記2級も基本的に同じ方法ですが、工業簿記という難敵まで入ってきて正直かなり難易度があがります。

やり方は簿記3級と同じくテキストと練習本をこなせばよいです。

ただ必要に応じて追加の練習本を購入し、解説読んでもわからない点はネットで見るのもよいでしょう。

簿記2級:スッキリわかるシリーズ(テキスト)&みんなが欲しかったシリーズ(問題集)
オススメ度 ★★★★★
難易度 ★★★★☆
独学可能度 ★★★★☆
検定試験のホームページ:日本商工会議所
簿記試験の頻度:年3回(2月・6月・11月)



この「すっきりわかる」シリーズと「みん欲し」シリーズは神なので、独学が出来る方はどうぞ。

学校に通う


誘惑が多くて自分の意志だけでは継続が難しい、という方には学校に通うという手段もアリです。

学校に通うメリット


・独自教材を用意してくれる
・講師が説明してくれる
・ペースを設定してくれる
・費用が安い(教育訓練給付金で20%返ってきます)

 

資格の大原で、通信教育の講座が簿記3級が22,000円~、2級が60,300円~ですね。

高い・・・僕はこんなにお金支払えないので独学でした。笑

学校通いを検討される方は、資格の大原か評判の良いLECをお勧めします。
過去に中小企業診断士の修得を目指していた時に通っており、講師陣がとてもよく、かつ学校の運営の方々が教育訓練給付金の手続きについても詳しく教えてくれます。

 

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準備②:MBA頻出の本を読む


こちらは簿記ほど必要性が高い訳ではありませんが、MBAの授業で扱われる理論、題材はだいたい決まっています。

それらを紹介するとともに、事前知識を持っておくとアウトプットの質が高まるものがあるので、そちらも併せておススメします。

事前の読書が役に立つ授業


・経済学
・経済と国の分析
・マーケティングマネジメント
・企業の競争力と戦略
・統計学

 

ブルーオーシャン戦略
オススメ度 ★★★★★
難易度 ★★☆☆☆

耳にしたことがあるかもしれない本ですね。
これは事前に読んでおいて損はないでしょう。僕の時には、同書で紹介されているフレームワークを用いた演習をやりました。


 

中高の教科書で分かる経済学 マクロ編・ミクロ編
オススメ度 ★★★★☆
難易度 ★★★☆☆

経済学の基本概念だけ理解できればオーケーです。
経済学の本の中では読みやすいです。



マーケティング
オススメ度 ★★★★☆
難易度 ★★☆☆☆

理論と実践を両方バランスよく説明している良著です。
こちらもマーケティングの基本コンセプトを学習する上で最適です。


ざっくりわかるファイナンス
オススメ度 ★★★☆☆
難易度 ★★★★☆

投資評価関連の本も紹介しますが、いきなり読むと訳分からずイラつくと思うので、簿記3級取得後に読むことをお勧めします。


統計学検定

統計学は、統計検定2級レベルがあれば大丈夫です。
予習しても良いとは思いますが、費用対効果が薄いので個人的には他の科目へ注力する事をおススメします。

さいごに

いかがでしたか?

MBA修得は、ほとんどの人にとって人生で1回だけのイベントですので、出来る準備は全てやってから臨みましょう。
少しでも余裕を持っておくと、グループワークで多く貢献出来たり、いざ仕事で忙しい時にも対応できるようになります。

質問などありましたら、コメントかTwitter等のDMで遠慮なく連絡して頂ければと思います。

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この記事を書いた人

【グローバルキャリアの戦略的な開拓者】
▶大手グローバル企業で海外駐在に選抜され5カ国に駐在し、新興国で挑戦し続ける▶新卒の時、海外に行きたくアピールのため、英検1級/TOIEC 925を含む資格を11個取得し、世界トップランカーのieビジネススクールでEMBA取得▶6年で3回昇格しマネジメントへ、マーケティング部長として外国人だけの多国籍チームを率いる▶ノウハウはここに全て置いておきます。

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