こんにちは!南アフリカの自動車マーケッターのマサ (@mappyinME) です。
こんな悩みを抱えている人はとても多いです。
僕も悩みました。
ただオンラインMBA世界1位のieビジネススクールを卒業しMBAを修得した経験から、「学校選びが最も大事」です。
理由は、MBA修得は人生で一度だけのケースが大半で、自身の肩書として一生付いて回り、かつ転職の際にどこの学校を卒業したかどうかは、転職先そして収入を決定する際に大きな影響を及ぼします。
この記事では、学校選びのポイントを6つ紹介します。
僕は学校選びに1年ほど使い、実際にシンガポールまでキャンパスビジットをしてじっくり決めました。
「悩んだら実際にキャンパスに行って話を聞いてみる」、これはとても大事で、その行動力は試験の時に志望動機を書く上でプラスになります!
それでは見ていきましょう。
【2024年】海外MBA・国内MBAの学校の選び方 6つのポイントを解説(MBA費用も公開)
海外・国内MBA学校の選び方6つ
先に結論から申し上げると、以下の6つは確認しておくべきポイントです。
・世界ランキング
・学校の地域
・オンラインの有無
・費用
・座学・実践フォーカス
・学校の専門分野
それでは1つずつ解説していきます。
世界ランキング
世界ランキングはまず第1に考えるべきポイントです。
目に見えやすい実利的なメリットと、自身の自己満足に近い情緒的なメリットがあるのでそれぞれ解説します。
実利的なメリット
ランキングが高いとどんなメリットがあるの?と想像が難しいと思います。
僕もそうでしたが、実際に欧州の世界トップ校を卒業して感じた事を主にシェアします。
・優秀な人材が集まりやすい
・卒業後の進路が幅広い事
・転職後の待遇が破格
・卒業生が活躍しているケースが多く卒業生のネットワークが使える事
特に転職活動だと、卒業生(Almluni)のコミュニティがSlackやWhats appで形成されていて、人材募集の声がけが頻繁に行われています。
特に世界ランクが高い学校だと、大手企業で要職を担っていたり起業しているパターンが大半なので、そこから自分に合った仕事を得る、収入アップを目指す事が出来ます。
加え、外資系企業に多く見られますが、指定された学校でMBA修得者を優遇する企業が多く存在し、これらの学校は世界ランクの高い学校へ直接リクルートしに来ます。
自身の経験を踏まえ、優遇の具体例としては、特別なリーダーシップ研修が用意されている、幹部候補生として昇格・昇進が早い、役員がメンターに付く、部門間・国間の短期ローテーション、等です。
なお日本だと、MBA修得者向けの転職支援サイトAxiomが巷では有名です。
情緒的なメリット(承認欲求など)
先ず想像してみてください。
例えばあなたが「ハーバード大学ビジネススクールMBA卒業」という肩書を持っていたとします。
自信に繋がりませんか?
世界中誰もが知っているビジネススクールの試験に通り卒業した事、これは承認欲求を限りなく満たしてくれます。
小さい人間で恐縮ですが、周りから一目置かれると人間みんな気分の良いものです。(その分期待値も上がりますが)
僕は日本ではあまり知名度が高くないですが、欧州トップ校のieビジネススクールを卒業しており、卒業したことに一生誇りをもって生きていきます。
参考までに、よく使われるMBAの世界ランキングのURLも貼っておきますね。
QSはイギリスの大学評価機関の世界大学ランキングで、Financial timesはアメリカの報道機関で、独自評価でランキングを毎年発表しています。
なお世界トップ校のより詳しいメリットは以下の記事に詳しくあるのでよければどうぞ。
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学校の地域
日本のスクール
先ずは日本のスクールから紹介します。
日本語で比較的安い費用で学びたい、という方は日本の学校が視野に入ってきます。
海外で学ぶようにオンラインなら時差、フルタイムなら海外の新しい生活環境への適用を気にする必要もなく、かつ授業料も比較的安価であることに加え、もし直近で利用していなければ教育訓練給付金が国から支給されます。
ちなみに教育訓練給付金は、授業料の最大70%または224万円までが支給されるのでかなり大きいですね!(教育訓練給付金についてはこちら)
かつ日本国内でのネットワークも築けるのは大きなメリットといえるでしょう。
一点注意いただきたいポイントは、日本の学校は世界ランキングにほぼ入っていないこと(学校認定の関係もありますが)、日系企業ではMBAが極めて評価されづらい事から、上で挙げた実利的なメリットは薄いと言えるでしょう。
・メリット:授業料が比較的安いうえ補助金が出る、時差の必要がない、密なネットワークを気付ける
・デメリット:世界的な知名度が低い、日本企業がMBAを評価しない傾向がある
海外のスクールで学ぶ
僕は海外のスクールを選びました。
経営学だけでなく、英語で学びたい、世界中の人と学び多様性理解を身に付けたい、国際的なキャリアを築きたいという方は海外のMBAがお勧めです。
ただ海外といっても190か国以上あります。
なので主要地域別ビジネススクール(フルタイム)のざっくりとしたイメージを纏めました。
私自身、自身の担当地域である中近東・アフリカの方々と学びたかった事、海外赴任もあるので学習期間は短く、そして費用も抑えたかったという事もあり、欧州の学校で選びました。
地域別特徴のイメージ
地域/項目 | 費用 | 期間 | 多様性 | オンライン | 総評 |
北米 | 高
(1,000万程度/年) |
長
(2年程度) |
少
(アメリカ人メイン) |
少 | フルタイムで超有名校(ハーバード等のIVY League等)志向の方向け。私費留学はかなり難しい。 |
アジア | 安
(200-500万程度/年) |
普通
(1.5年程度) |
多い
(アジア圏内) |
少 | アジア圏内でキャリアを築き、安価で勢いのある学校でのMBA取得。 |
欧州 | 普通
(300-1,000万程度/年) |
短
(1年程度) |
多い | 普通 | 短期間で、多様性のある中でMBAを取得したい方向け。INSEADやLBSは例外でアメリカ寄り。 |
・メリット:視野が広がる、国際感覚(多様性理解)が身に付く、語学が上達する
・デメリット:費用が高い、時差がある、オフラインの場合仕事を辞める必要がある
オンラインの有無
働き方が多様化したいま、キャリアを中断せずに学べるオンラインMBAは一つの有力な候補です。
僕自身、ieビジネススクールのオンラインEMBAを21年12月に修得しているのですが、30代の半ばというキャリアの大事な時期に休職するには抵抗があったこと(海外赴任の話もあり)、授業料と滞在費用が賄えなかったことから、オンラインMBAを選びました。
オンラインMBAのメリットは、実例を多く交え以下で詳しく紹介していますので興味があればどうぞ。
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費用
上の「海外で学ぶ」の章で紹介した授業料の他に、受験費用と機会費用(働いていたら稼げていた収入や昇進、等)の2つがあります。
・オンラインMBA:受験費用、授業料、生活費(-交際費)
・フルタイムMBA:受験費用、授業料、生活費、機会費用、交際費
交際費をあえてフルタイムMBAに入れているのは、フルタイムは勉強以外でやる事と言えばネットワーク構築、つまり飲み会や外食があるため大きな出費になります。
一方オンラインMBAでは、通常業務に加えて勉強が追加されるので逆に交際は大きく減ります。
僕の場合は、フルタイムMBAの機会費用が多すぎたため検討できませんでした。
例えば、海外赴任の話があったこと(現在南アフリカ在住です)、昇格試験の真っ最中だったこと、会社では6ヶ月以上の休職NGでやめる必要があった、貯金が少なすぎた事、MBA修得直後に転職の意思がなかったことから、オンラインに絞りました。
座学・実践フォーカスどっち?
学校によっては、座学つまり理論や出席、レポート提出に重きを置いている所と、実践つまりグループディスカッションやグループワーク、フィールドワークに重きを置いている所があります。
私がシンガポールのビジネススクール4校に訪問し、日本人の方3名と各校スタッフの方に話を伺った際の印象をいかに記しておきます。
– NUS: 座学メイン
– SMU: 実践メイン
– Nanyang: 座学・実践のバランス型
– INSEAD: 座学メイン?
学校の専門分野
学校にはそれぞれ専門の推し分野があり、授業のカリキュラムにも大きな影響があります。
例えば僕の卒業したie Business schoolは起業家関連が強みであり専門であるため、全授業の15~20%程度は起業関連で占められており、かつ卒業の最終試験は新規事業案をie Business schoolの教授陣に説明する、というものです。
そしてMBAではないのですが、友人が通っていた英国のサセックス大学は開発学、同じく英国のバース大学は翻訳額に強いなど、カリキュラムに影響を与えます。
ちなみに僕がieビジネススクールを選んだ理由は、日本がマネジメント偏重である一方新規事業を生み出せる人材が少ない事(差別化できる)、今後は世界に存在する新しい問題・課題を発見、提起し、ビジネスに落とし込める人材が求められていくであろう、と考えたからです。
まとめとアドバイス
アドバイスですが、人生で恐らく一度しかMBAを取る機会はありません。
という事は、卒業したビジネススクールと一生付き合っていく事になるので、学校選びに妥協するのはおススメしません。
よくある例は、「授業料が高いから・・」という理由ですが、人生で3億程度稼ぐ皆様からしたら数百万円の追加出費は誤差みたいなものです。
ましてや満足いくスクールに行って転職で年収が上がる、昇格を果たすことが出来れば、即回収ができます。
参考までに、MBAについてもっと知りたい!という方は以下の記事も良ければどうぞ。
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さいごに
いかがでしたか?
人生に一度の決断になると思いますので、後悔なき選択をして頂けることを祈っております。
最後に、実際にビジネススクールを卒業した2人のインタビュー記事を掲載していおきますね。
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